下水の測量に行って思った話。 | 靴底のブルース

靴底のブルース

ついて出る言葉は、放たれて意味へ急ぐ・・・

下水の測量は割とやっていて、

その付き合いで、

今日は、

地震の影響で、ここ富山でも、被害が出ているということで、

下水マンホールと、地下のパイプの管底の測量に行ってきた。

要は、地震以前と以後の変異を確認するためだ。

 

マンホールの上を測量するのは簡単だ。

でも、地下のパイプの底高を測るためには、当然

蓋を開けて、パイプの底を確認して、計測する作業が求められる。

 

下水マンホールといっても、タイプは様々・・・安定して重たい。

試行錯誤し、

下水マンホールいくつ開けたかな?

50個くらいかな?

 

もう50過ぎの男子なので、

腰が…。

 

こういった作業が必要だとして、

この先、やってくくれる若者はいるのだろうか?

ちょっぴり心配・・・。

 

カッコ悪いし・・・

正直汚いし・・・。

 

などと、考えつつ・・・。

 

 

・・・は、置いといて、

下水道とは何ぞや?

 

 

水道は、圧力を使って、流しているので、

水源さえ確保して、パイプをつなげば、

割と復旧できるイメージが湧く。

電気や、通信も同じようなイメージというか、

線をつなげばなんとかなるイメージだ。

 

下水の場合、

基本的には、自然流下(水路と同じ)なので、

上流から計画立てて、

道路の地下に、勾配のついた20cm程度のパイプを通して、

処理場まで流す仕組みになっている。

 

測量屋なので、

設計の詳しいことはわからないが、

下水の復旧て相当大変というか、

道路の下に、勾配を確保した水路、

つまりは、暗渠を通す工事が必要なので、

お金も工期も、相当かかるように思われた。

 

 

話は、

一応関連、

しかしながら、飛躍して、

先週末、

テレビで、

富山湾、というか日本沿岸の貧栄養化がすすんでいる話をしていた。

 

要は、

昔は、糞尿を川に流していたこともあり、

それが、海の生物、

要は、魚の栄養源になっていたのだという。

 

その、影響で、

富山湾の、漁獲高に影響が出ているのだという。

 

おそらく、下水道が整備されたことが、その一因である。

直接は、言ってなかった気がしますが、

多分そういう話。

 

・・・

地震で、

富山でも、

今日行った現場の感じの被害があることから、想定して、

能登の下水の状況は、行ってないので、わからないが、

ほぼ壊滅的なことが想定される。

 

飛躍して、

下水システムなるものが誕生して久しく、

昨今では、新規で、地域総括的な、下水道計画が立てられることもなくなった。

 

・・・恥ずかしいというか、

うちの地域は、下水道計画から取り残され、未だ未整備であり、

我が家は、ぼっとん便所で、
ちょうど昨年、今後下水道計画がないことが、決まった。

 

とはいえ、

周辺のお宅は、

みな、独自に浄化槽を設置されていることを踏まえ、

我が家も、さすがに・・・

ということで、今年、合弁浄化槽を設置する予定でいる。

 

同居の父親は、汲み取りのままでいいと思っているようだが、

嫁とか、近所とか色々あるので、その予定・・・だが・・・

 

様々な課題がある、ここニッポン。

下水の問題は、ニッチかもしれない。

 

ライフラインの中で、

電気・通信・水道の復旧は、

わりに、想像しやすいのに比べ、

下水の復旧て相当、困難なイメージが湧く。

 

そもそも、

下水てライフラインなのか?

昔は、糞尿は、肥料兼ねてたわけやし・・・。

 

斬新な方策て無いものかな?

つうか、安くあげて

もっとほかのライフラインに使った方が・・・

などと、

実は、父親と同じく、自分もいまのままで十分だとホントは思っていて、

 

・・・色々、考えていまいました。

 

という話。

 

長々とすみません。

 

文化て何かね?

文明て何かね?

誠意て何かね?

 

菅原文太 気取り♪