チェコ人のヤコブくんがやってきました。
チェコ人は二人目ですが、前回は2013年なのでほぼ覚えていません。。。
ヤコブは西日本を自転車で旅しています。
関西ー九州ーしまなみ海道ー関西空港の順で。
テントが涼しくていいみたいです。
ときどき、Workawayなどで働きながら宿と食事をもらったり、
カウチサーフィンを利用しています。
無料バイト系宿泊サービスには、
WWOOFやHelpx などがありますが、今回新しいサービスを教えてもらいました。
worldpakers
色々増えて嬉しいです。
僕はいつも短期間の旅が多いので、いつかは利用したいなと思います。
というのもほとんどが最低1週間からの受付が多いからです。
チェコ人で好きではないことを3つあげてって頼んだら、
1.みんなしかめっ面でフレンドリーではない。彼のいるボヘミアン地方らしいのですが親切ではないとか。
2.お酒を飲み過ぎ。一割はアルコール依存症
3.海外ではしゃぎすぎ。バスの中や町ですごいうるさい。恥ずかしい。
今回の旅の前に仕事を辞めたそうです。英語が話せる外国人向けにチェコ語を教えていました。大学ではセルビア語とトルコ語を学んでいたそうで、語学が得意でした。
日本の前は韓国を3ヶ月自転車旅。韓国と日本は短時間であれば自転車に鍵をしなくても安全なので助かるそうです。
彼は辛いものが苦手なので困ったそうです。韓国は狭い領土にたくさんの人が住んでいるのでどこを走っても必ず建物があるけど、日本は自然だけの風景を楽しめるので喜んでいました。日本を旅していると、色んな人がアイスとか飲み物をくれたそうです。
昔はチェコスロバキアだったので、なんで分かれたんですか? 喧嘩をしたんですか? と聞くと、国民同士はとっても仲が良いけど、政治家が仲が悪くて分かれたとか。最近はどこの国の人と話しても、国民と政治家は違う話題になります。
ちなみにチェコの憲法か法律には、チェコにとって一番大切な国はスロバキアと明記されています。さらに、イスラエルも大事とされているとか。チェコは車産業と軍事産業が盛んなので、イスラエルにも武器を送っているとか。。。チェコ国民もイスラエルが子供や病院・学校を攻撃することに反対する人が多いそうです。
チェコはオーストリアに200年、ドイツに占領され、ソ連の影響下にありました。オーストリア帝国時代の後半は自由を得たりよくなったそうです。
ソ連時代は最悪で、とにかくものがなかったそうです。ヤコブのお父さんがテントと寝袋が欲しくて、お店に行くと「今日はない」と言われ、いつ納品されるかお店の人も分からないので毎日、毎日お店に行って確認しないといけなかったそうです。なんて時間の無駄なんだろう。。。半年後くらいにやっと手に入ったとか。
1968年にプラハの春でソ連軍が攻めてきたことへの怒りはまだあるとか。その後、ソ連軍はプラハの郊外に基地を作ったので、日常的にソ連軍を見ることはなかったそうです。
チェコ人にとって「長野」という地名を知らない人はいません。長野オリンピックで初めてアイスホッケー競技にプロが参加して、真のチャンピオンを決める大会で、なんとチェコが決勝まで進み、宿敵ロシアを相手に勝利して世界チャンピオンになりました!! 僕はこの話が大好きですごい印象に残っていますが、チェコ人にとっても伝説となっているお話です。そのときの中心選手、ヤロミール・ヤーガーがつけていた背番号が68番、そうなんですソ連が攻めてきた1968年から取った象徴的な数字です。まるで映画みたいって言ったら、有名なドキュメンタリー映画になっているそうです。
チェコ人にとって一番好きなスポーツはアイスホッケー、次がサッカー。スポーツでロシアが相手だと俄然国民は燃えるそうです。
でも彼がロシアに旅したときは優しいロシア人にたくさん会ったそうです。ただ、カウチサーフィンとかで会う外国人は、海外旅行をたくさんしていて、外国人との交流をしているので、民主的な考え方を持っている人が多いけど、ヒッチハイクで乗せてもらったロシア人はだいぶ傾いた考え方をしていると指摘していました。確かに僕が普段カウチサーフィンで接している外国人は広い視野を持っているので、典型的な国民とかその国の意見だとは思わないほうがいいなと気付かされました。
初日の夜は、ちょうど鮎飯弁当が手に入ったので一緒に食べて、翌日はお気に入りのカフェで朝食しました。
実は来月、またまたチェコからお客さんが来ます。今度はプラハではなく東側の地方なので、彼とは違った意見が聞けそうで楽しみです。
前回のチェコ人: