Buy Nothing Project | 国際交流JustNow

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宜しくお願いします。

 

先日、泊まったオーストラリア人プルネラはシェアリングサービスが大好き(^_-)

 

教えてくれたサービスの一つが、『Buy Nothing Project』

https://buynothingproject.org

 

「お金を使わない計画」とでも訳しましょうか。

 

地域でグループを作り、その中で物はもちろん、知識や経験、労働まで、様々ことを提供し合います。

 

 

一番の特徴は見返りを求めないこと。

 

例えば、

 

「うちの畑で取れたみかんをひとつあげるか、16時に取りに来てください」

 

と投稿し、ほしいという人には無償で提供します。

 

 

 

プルネラさんだと、「ブログの作り方教室」などを無償で教えているそうです。

 

 

 

逆にほしいものがあれば求めることもできます。

 

・卵がひとつほしい

 

・パーティー用にバッグや宝石を貸してほしい

 

・畑仕事を手伝ってほしい

 

・病院に車で送ってほしい

 

などなど。

 

 

無駄遣いをしなくなったそうですよ。

 

 

「無償で貰ったものを転売していいの?」

 

と嫌らしい質問をすると、

 

「転売目的ですと明示すればOKよ」

 

とのことです。

 

 

交換することが大切だと思っていたけど、それだと時間がかかるし、面倒くさいですもんね。

 

 

彼女は、「これを始めたら、所有の概念が変わった」って言っていました。今までだったら家にあるものや自分の知識や経験は自分の物だったけど、地域の人たちとの共有財産だという認識になったそうです。共有財産なら共有者に見返りを求めるっておかしいですもんね(^_-)

 

 

 

 

オーストラリアでは特に大人気で、彼女が住んでいるパースでは30ものグループがあり、約4万人が参加しているそうです。彼女もグループの主催者をしています。

 

 

無駄なものを買う必要がないっていいですよね。ただ、営業マンの立場としては、

 

「人々が物を全く買わなくなったら経営が成り立たないです。社会が回らないから、困るなぁ。。」

 

というと、

 

「提供するのはほとんどが余っているもの。余分に買ってきたとか、余分に収穫できた、あまり使っていない道具。知識や経験。それほど心配しなくてもいいと思うわ」

 

と言ってました。

 

 

成功した大きな原因のひとつは、メンバーをその地域限定にしていること。これが誰でも入れるとなったら、顔が見えない分、悪用する人が出てきますし、そもそも共有の概念が崩れます。彼女のグループに入会依頼したら、「パースに住んでいる人しか駄目なの」と断られました(-_-;)

 

 

ちなみにFacebookグループを利用しています。

 

 

https://buynothingproject.org

 

 

日本ではわずか4つのグループしかない(うち2つは米軍基地)ですが、素敵な取り組みなので広まってほしいですね。キャンパーで誰か始めて欲しいな(^_-)
 

日本のグループ:

https://buynothingproject.org/find-a-group/#Japan

 

Facebook:

https://www.facebook.com/BuyNothingProject