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すまいのレシピ【すまレピ】 フィンランド便り

フィンランドの最新インテリア、家具、インテリアアイテム、インテリアコーディネート情報、現地の日常など、様々な情報を現地特派員がお届けします。

クリスマスとサンタクロースは切り離すことができません。子供たちは、サンタからのプレゼントを待ち遠しく期待しています。クリスマスの日の思いの主役は、世界の子供たちの夢を大きく膨れ上がりさせるサンタクロースです。

サンタの名称は、世界の国々よって違っています。調べて見ると、言語、文化、宗教の違いで多少の違いがありますが、主にクリスマスのお父さんから発想している共通点があります。モロッコでは、Black Peterと呼ばれ、北極圏に住むイメージから氷のお父さんと呼ぶ国のサンタもあります。

フランス語でノエルは、この言葉もクリスマスの意味として世界で通用しています。サンタは、聖ニック、聖ニコラスとも呼ばれており、その他アメリカでは、クリス・クリングルの名称も愛されています。イギリスでは、ファザー・クリスマスでも通用いたします。

平等にこだわるスエーデンでは、女性サンタクロースも大事にして、サンタの妻としてママ・サンタクロースも活躍しています。

南アメリカのアルジェンチン:パパ ノエル。 クリスマスのお父さんと呼んでいます。

オーストラリア: サンタクロース、英語圏では、なじみあるサンタクロースが主流。

ベルギー:ペレ ノエル Pere Noelもクリスマスのお父さん。

 

ブラジル:パパイ・ノエルPapai Noelでクリスマスのお父さん

中国:クリスマスの年寄り爺  Dun Che Lao Renと呼んでいます。

デンマーク:クリスマス男Julemandenと呼んでいます。

英国:いろいろな呼び名ありますが、ファザー・クリスマスが伝統ある名前になっています。クリスマスの父親。

 

フィンランド:クリスマスの爺と解釈していますが、語源はクリスマスのヤギ。Joulupukki。

ドイツ:クリスマスの父親 Weihnachtsmann

ギリシャ:セイント・バジル Agios Vassiliosbと呼んでいます。

 

クリスマス雰囲気ある街、リトアニア国の首都ヴィルニウスからの写真を集めました。
バルト諸国の南に位置する国で、古都はデコレーションなしでも静かなクリスマスの雰囲気が漂っています。

 

本屋さんのインテリアで、昔そのままの天井と壁に描かれたフレスコで雰囲気は別世界。

 

トナカイではありませんが、馬車で家から教会までの移動は、クリスマスの雰囲気を満喫させてくれます。

 

カフェが並ぶ古都の道並みブレバードは、クリスマスデコレーションなしでも、サンタが現れてきそうな雰囲気です。

 

バルティック航空会社の安ティケットでヘルシンキからビルニウスまでの旅は、中間点のリガのエアーポートで乗り換え。プロペラ機で情緒ある旅を楽しみました。

エストニアの首都タリンの芸術大学を訪れました。

デザイン学科の教授とのアポで、徒歩で10分ほど離れたタリンの古都内にある分校へ案内されました。

 

ソビエト時代へさかのぼる歴史あるレンガ作りの建物は、悪名高きKGBソビエト秘密警察の本署であったという話しをしてくれました。モスクワでの1970年の経験では、観光者でありながらも、カメラを手にしている人は、KGB のスパイとして市民の私生活を調査していると考えられていた時代で、逃げ出して行く様に隠れてしまった人々の光景は、知識のない私にとって民度の低い国民と思わざる負えませんでした。

しかし本当の理由は、KGBへ対する恐怖感でした。

 

それほどまでに国民が恐れていたKGBの巣の建物ですが、入った初めの印象としては、レンガ作りの壁などから、デザイン学科の校舎らしい雰囲気と感じ取られました。


 

案内されるまま、階段を上がって行くと3段ほどの踏み台の様な短い階段に不思議さを感じました。階段とつながる壁にはドアの絵が描かれており、不思議さが増してきました。昔この壁には、たぶんドアがあり、何かしらの部屋があったと想像しまします。

 

階上へ行く途中に一部はがれた壁に描かれた絵は、イタリアのフレスコを思い出させます。

古きものを大事にし、ユーモラスなアイデアが加わり、価値のあるインテリアに変貌していました。

 

校舎の中庭の駐車場からの風景は、昔そのままのレンガの作り。

なんとなく昔のソビエト時代の暮らしを連想させました。

 

 

​​多くの歴代人物が座ってきた椅子の思い出は、仕事部屋の角からさりげなく感じられました。

 

 

クラスルームも壁の素材をそのままに残しています。

 

 

中庭には、こんな椅子がおいてありました。

 

 

教会のある環境で、古き文化に囲まれて、新しいデザインを勉強しています。

 

 

 

 

細目の鉄棒と木の素材を組み合わせた椅子のバリエーション。

ロンドンで列が続く大衆日本料理レストラン“WAGAMAMA”の好評価な噂は、頻繁に耳に入っていました。

デンマークの首都コペンハーゲンのTIVOLIは、歴史ある遊園地。海外からの観光客も、頻繁に訪れる楽しい場。TivoliのTietgensgade通りに沿ったモダンな建築とインテリアデザインは大きな窓から中が見えるようになっていて、外を歩く人達の視線を誘います。その"わがまま"レストランで食事をいたしました。

レストランに入ると客席が広がり、無駄のないインテリアが魅力的でした。驚いたのは、台所にも、ウェイターも全員外国人。日本人は一人も見かけませんでした。
英語圏の英語をしゃべるウェイターでいっぱい。

問い合わせるとレストラン“わがまま”はチェーン・レストランとして、誰でも経営権利を買う事が出来るとの事。ヨーロッパの多くの都市で、“わがまま”が急増していると聞きました。

 

レストラン“わがまま”の外観。すがすがしい外観デザインが初めの印象でした。

 

12時にオープン。中に入ると長ーい共同のベンチがターブルに沿って配置してあるだけのシンプルさ。違和感はありませんでした。

 

焼きエビ餃子。ヨーロッパ調にアレンジされたソース。違和感はありませんでしたが、日本の慣れたソースが頭の中でケチをつけていました。

 

わがままラーメン。 器の大きさは、食べ優しそうな初めの印象から、スープをそそりました。味は薄味で、ミラノ、プラハのラーメンと同じ印象を受けました。ヨーロッパのラーメンの共通点は、日本の本場と比べてアツアツでありません。味は、上品な味を狙い薄味で、何かもの足りない気もしました。具もいろいろのっており、楽しいのですが、やはりシンプルな焼き豚の味をメインとしたシナ竹の味が恋しくなりました。

まだまだ日本の本場ラーメンの味のようなこだわりのあるラーメンではありませんでした。

レストラン“わがまま”は、遊園地TIVOLIと接触しており、食事の後遊園地への出口から無料で(秘密)入場できました。

11月5日土曜日、雨降、気温5度、最悪の遊園地訪問の気候にも関わらず多くの子供連れが遊園地に集まっていました。

カメラを持って散歩する楽しさとは、街の姿をいろいろな角度から見つめる事が出来ることである。


いつも歩いて通る道端にある木造の家のドア、

 

古くなった壁

 

地下鉄のエスカレーター

 

 

ズーム・アップしてみると、色の芸術の美しさを発見することができる。

 

私たちは、身近な生活空間の中にある芸術と、毎日暮らしているわけである。

郵便受けに描かれたグラフィティ芸術

 

パンプキンスープ

芸術の秋をタリンの古都で観賞したい思いから、2時間半の船旅でヘルシンキからやって来ました。

多くの旅人は、その国のアート、文学、歴史、建築に興味を持ち、博物館を訪問した経験はあると思います。しかし詳しいスケジュールを立て、それに従い行動する人はそれ程多くはいないと思います。気楽に天候や、気分に従って好奇心いっぱいな心で自由に街を探検する方が発見度が高まります。

一つ注意点としては、博物館は世界中どこでも月曜日閉館になっており、それをうっかり忘れて行けなかった観光客は多くいます。私もその一人で、月曜日に博物館に行ったところ、ドアが閉まっており、せっかく来たのにと残念に思ったことがありました。そして私だけでなく、地図を手にようやく博物館へたどり着けたと喜んだものの、(閉館のため)気を落とす人は多くいるものです。

 


事前の計画はなく、気の向くまま美術館を訪れました。入り口に近づくとドアが閉まっている様子で、月曜日だった事を悔しがりました。私の後に続きフランス人のカップルもまったく同じ失敗でここまで来てしまた様子。庭に置いてある作家のイスに座りながら、一息つきながら紅葉を眺めていました。

 

 

美術館の中庭には、落散らかったカラーフルな葉が一面に広がり、外壁にも秋の葉が美しく着飾っており、入館できなくとも素晴らしき秋の芸術を満喫しました。

 


散歩していると不動産の広告が目に入りました。
建物のスペースが366,9㎡、敷地は2780㎡で、土地付きの価格で1730万円。
フィンランドでも以前不思議に思っていましたが、時々ヘクタールの土地付き住宅価格だけの手ごろな値段で販売されていました。しかし最近は、広い土地の場合は別値段で販売される様子で、田舎地方でも見かけなくなりました。

 


レンタル1軒家で177㎡の広さ、値段は月23万円。お礼金、前金の制度はありません。長期滞在で北欧の夏場にゆっくりしたい計画であれば、友人同士でシェア。多ければ多いほどレンタルはお得に。サウナの後は庭でゆっくりと日の落ちない夜を満喫できます。