「鹿男あをによし」 万城目学 | When Poets Dreamed of Angels

When Poets Dreamed of Angels

変わらないものはない、終わらないものもない。だけど永遠につづくものがきっとある。そう信じていたい。

鹿男あをによし/万城目 学
¥1,575
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この本を読み終わって、不思議と爽やかな気持ちになった。
もの凄くきれいな終わり方だな、と思った。
中途半端でもないし、
きっちり終わってるわけでもないんだけど、
ラストのある1つの出来事だけで、
すごく爽快な気分で読み終えることが出来た。
最後までちゃんと繋がってるんだなと。

所々で「ん?」って思うところがあった。
都合良く色んな事が起こる、
なんで?
と思っていたらちゃんと繋がってるんですよ。
それが理にかなってる。
歴史の勉強にもなるし。

前作の「鴨川ホルモー」もそうだけど、
本当にこういうことあるんじゃないかって
思ってしまう。
京都や奈良が舞台だと
余計に真実味が増してしまうから
不思議なものだ。

万城目さんはなかなかの強者ですね。

久々に本を読んで、
読書欲に火が付きそう。