3/26 Music for a comfortable day | When Poets Dreamed of Angels

When Poets Dreamed of Angels

変わらないものはない、終わらないものもない。だけど永遠につづくものがきっとある。そう信じていたい。

誰がために鐘は鳴る/浜田省吾
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今日の朝の通勤ミュージックは、浜田省吾。

最近、邦楽が多いなぁ。まぁいいか。


このアルバムが発売になったのが1990年。

もう17年も経つのか。

当時はバブル絶頂期だった。


浜田省吾の浜田省吾的なアルバムの中で集大成として位置づけられる、

このアルバム。(俺の主観)

歌の主人公は30代後半から40代にかけて。

とても17年前に作られたものとは思えない。

何故なら今の30代後半から40代にかけての人々が感じているもの、

そのものが歌になっている気がする。


この17年の間にバブルが崩壊してどん底を経験した日本経済。

そして今、そこから這い上がってきて景気回復と言われている。

でも人の心は決して豊かにはなっていない。

そんな大人達の諦観や閉塞感が歌われている。

自分の人生を幸せと感じられない人々。


恋の歌にしても幸せな恋の歌は歌われていない。

報われない愛や壊れていく愛。


まぁ暗くて重いアルバムだよなぁ。

実際このアルバム聴いてると凄く感傷的な気分になって、

何も手につかなくなる。

今日は本も読めなかった。


でも、素晴らしいアルバムだと思う。

こういうアルバムを作れるのは浜田省吾しかいないし、

今の浜田省吾ですらこういうアルバムは作れないだろうな。

それほど貴重なアルバムと言えるんじゃないだろうか。


潮風と波の音を枕に、ひとり暮らそう・・・


22歳の俺は10年後、この歌詞にあるように

一人で暮らしてると思ってた。

そういういう風にしか生きられないと思ってた。


ところが、実際は全然違う人生を歩んでるんだけど・・・


ホント、人の人生なんかどこでどう変わるかわからない。