「クロエ」 | When Poets Dreamed of Angels

When Poets Dreamed of Angels

変わらないものはない、終わらないものもない。だけど永遠につづくものがきっとある。そう信じていたい。


クロエ


フランスの作家ボリス・ヴィアンの「日々の泡(うたかたの日々)」をモチーフに、

「BeRLiN」の利重剛が監督。


まず、クロエ(ともさかりえ)と高太郎(永瀬正敏)が出会って結婚するまで、

二人が惹かれ合っていくところが凄く瑞々しくて輝いてる感じして、

懐かしくもあり新鮮な感覚にとらわれた。

きっと若い頃の恋ってこういう感覚じゃないかな。


ここまでで、いい映画観たなって気分になった。

今まで観た映画でこれほど俺の心を揺さぶるくらい

惹かれ合っていく男女を上手く描いた映画はないかな。


映画の大半はクロエの奇病を克服するために、

様々な困難を乗り越えようとする二人とそれを支えようとする周りの人々。

自分が愛した人を守るために必死になる姿は痛々しいけど、

そこに愛の本質が出てくるのだろう。


ちょっと設定や展開に強引なところはあるけど、許せる範囲。


最後はウルウルしちゃいました。

そして何よりも、ともさかりえが凄くキュートでいい演技してた。

いっそう彼女が好きになった。