水ダウっぽい話 | 全国No. 1短編小説家ー中国地方の観光&グルメレポ

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るるぶとかタウン情報おかやま、winkなどに載ってるスポットばかりアップしてます。メディア記載の場所に実体験したレポかな(笑)

これは 最近放送された「水曜日のダウンタウン」
ハニートラップの回が神回過ぎたので それを
自分なりのキャラ、自分なりのアレンジで描いてみた

*全て架空のキャラが登場します*



「最近 あまり テレビもラジオも呼ばれへんようなったし 芸人として オレ 終わってきてるかもーー」

芸人よっさんは 前のように芸人だけでは食べていけなくなりスマホを片手に 単発アルバイトの仕事情報をチェックしながら うなだれていた。


とりあえず 恋愛アプリには登録しているが

いいね押してくる人も45歳にもなると 本当に激減し

恋愛についても あきらめの境地に至っていた。


「この恋愛アプリ 3ヶ月契約してたけど

誰とも会えなかったわ。

まぁええ オレ おっさんやし

もお 理想の人とは巡り逢える希望もないわー」



しかし 不思議なことが起こった。

85日目 いよいよマッチングアプリ3ヶ月有料会員の解約が終わる寸前に

よっさんの理想的な女性が「いいね」してきた。


しかも モデルさん  名前は「みつ」32歳

元々は広島市に住んでたが今は大阪でモデルの仕事をしてるそうだ。



モデルみつ と 芸人よっさんのプロフィールに注目!!



トントン拍子にアプリ内での やりとりが進み

お互い 好印象とのことで

LINE交換し、一週間後には 大阪の天神町にある居酒屋で 一緒に飲むことが可能になった

芸人よっさん。


(オレは 最初のデートから気を抜かないぜ

恋愛心理学も ここ一週間でYouTubeにあがってたのを徹底してインプットしてきたぜ)

そんなマインドセットしてるので終始

自信満々な よっさん

彼は デート前に あらかじめ ある番組で放送されてた 秘伝のモテる香水をたっぷり付けてきたのであった。


「チュペローズ」という少量だが高額の香水を 首筋とか背筋に ガッツリふりかけていたのだ。


よっさんは香水にせよ恋愛心理学にせよ

自信となるものがあるので 俗にいう 女々しいとか

挙動不審なモテない男性とは 明らかに違っていた!


居酒屋での食事中は

特にお互いに緊張するとかもなくて

二人は 元々 昔から知ってるような感じがするとか

懐かしい気分になるとか 

嬉しい 素敵、 好きというワードが飛び交った。


「よっさんさん あなたといると 楽し過ぎて

このまま時が止まってしまえばいいのかと思ってしまいますわ」

と みつは 時計を見ながら言った。


「よっさんさんって なんか おかしいやろ?

よっさんで ええよ

てか タメ口でも よくね?」


「だね!おっさん」

と みつは 微笑んだ。

「いや、よっさん だよぉ〜」と 

よっさんは ツッこんだ。



90分飲み放題付きのコースを頼んで二人は楽しんでいたが すでに80分が経過していた





「トイレ行きたかなったわ

オレが いないまに ここから 出んといてね

みつさん」




「そうなのね 勝手に出ないよ でも 

よっさんがトイレに行ってる間に 飲み物に媚薬でも

入れておこっかなあ〜笑」


みつは 案外 無表情で冗談を言った。


「おっ いいねえ 媚薬ねえ 

それ 入れられるとオレ お前に 心から惚れてまうやろ〜笑」


よっさんは千鳥足で トイレに向かった。


3分後 よっさんは トイレから 戻ってきた


「じゃあ そろそろ時間だ でよっか

みつさん」


「てか 媚薬入れたので 飲んで それ!」


「えっ?マジで?! 」


さっきとは何も変わってない ハイボールの飲み差しを手にして よっさんは

それを一気飲みした。






ハイボールの中に 大量の酢が 入っていた!!


ドッキリ成功!



よっさんは 酸っぱ過ぎて むせまくった。


ドッキリでむせて 苦しむ 様子

客のふりしていた みつの お仲間YouTuber数人が 

その様子を 撮る。


「最悪やあ……」

と よっさんは泣きそうになる。


「ごめんね

よっさん 私も 売れたいので

YouTuberと手を組んで 今回のことは仕組んでたのよ」



よっさんと みつは めちゃくちゃ険悪なムードになったので お互い 今回の居酒屋料金は YouTuberらが支払って 別々に 個人の家に帰ったようだ。


2日後


みつは よっさんに

居酒屋での件の 謝罪メールをしてきた。


[再び LINEでの やりとり]

何通か よっさんに LINEしても

よっさんが乗り気じゃなかったので

みつは みつの家に招くので それでチャラにしようと よっさんにメッセージした。


よっさん「えっ? みつさんの家に行ってもいいんかい? マジで?」


みつ「もちのロン! しかも 車

あたしが出すよ」


よっさん「待ち合わせ場所と時間は どうする?」


みつ「南森町の〜〜〜ローソンに18時に!

OK?」


よっさん「OKっす」







女の子らしい 清潔感あふれる みつの部屋の中の真ん中の 宝箱、

それに 手をかけた よっさん



「何が出るかな?

何が出るかな〜」

箱の中身は まさにRPGの宝箱と同じように

全く外からは わならない仕組みになっていた。









中には芋虫が入っていた!


プロフィール欄にも 書いてあるが

よっさんは 芋虫が大の苦手な芸人なのであった。


よっさんは 思わず触ってしまった でっかい芋虫を見て まるで 尻餅をついたかのように

後ろに軽く 転んでしまった。


「み……みつさん  嘘 

嘘だろ???? オレ 芋虫

大嫌い」



「私は 好きなのーーっ」


みつさんは 宝箱の芋虫を 笑顔で取り出した。






そして それを よっさんの顔面に 貼り付けた


よっさんは 失禁した………


「よーーし 

テッテレ〜

ドッキリ成功〜」


またまた何人かYouTuberが 部屋の押し入れとか 風呂場とかから声を上げながら  登場してきた。


そして 狼狽えまくる よっさんを撮った。


「よっしゃあ! みつさん すげえや

これで あんたの動画再生回数

また 更新するね」

というYouTuberの声が聞こえてきた。


他のYouTuberは 失禁してる よっさんを見てこう言った。

「売れない芸人になってしまった よっさんさんですが 僕らの動画で そんな姿を見せてくれたんで

また 売れるっすよ 」


よっさんは 悔しくて悲しくて歯軋りしていた。


「ごめんね よっさん でも あたしのドッキリ

2日前の マジで大好評だったのね。

なので 君は これに便乗して

また売れるようになるさ」


みつは よっさんの肩をさすりながら

本当に この人 ドッキリ仕掛け人?もしかして

気があるんじゃないかオーラを出しながら

よっさんに 声をかけた。


そして みつの家ではなくて ここは ロケする

スタジオだったと YouTuberが よっさんに説明した。


「オレ……恋愛アプリで せっかく理想の方と出会ったと思ってたのに」

涙声になる よっさん


「池袋109とか 夜の嬢とか から 君は 何も聞いてないのですか?

今の恋愛アプリって7割がサクラか業者なんだよ。

ちょっとは 現実みてください

もお45歳にもなるんでしょ〜」

と 一人の感じ悪いちょっと強面な男が よっさんに言った。


再び 悲しそうな顔になり 今にも泣きそうになる

よっさん。


しかし みつは よっさんに近寄って行った。


「確かに ベアーズとか揉み合いとか ウィッスとかトータルしたら恋愛アプリの女性は7割は業者とかかもしれないわね。

でも 残り3割ほどの中には 本気で あなたのこと好きになってくれる人はいるはず」


そう言ったかと思うと みつは よっさんにいきなりキスをした。


よっさんは さっきまでの落ち込みが嘘のように笑顔になった。


唖然としてる その他のYouTuberスタッフ達


「じゃあね

元気でね

ファイト」

みつ は YouTuberらと スタジオを後にした。


……と行きたいとこです(笑)

しかし この創作の先程のオチを書いた次の日に

その続編を 夢で見てしまった私。

なので 次回 「夢で見た 水ダウっぽい話」後編を

お届けします。

*水ダウの創作っぽい話なら 前編までが

しっかり 自分なりに創作できました。

ですが 後編は かなりリアルかつ夢ならではの

奇想天外のオチになってます。

今回以上の衝撃が後編……


あなたを 待っている………