今回は、井岡一翔選手の試合の前に行われたIBF世界ミニマム級タイトルマッチ高山勝成VS小野心につ
いて書きます
。7年ぶりの日本人との対戦は2001年の同じ新人王戦に出ていた“同期”であるサウス
ポー小野が相手サウスポーでリーチと上背で勝る小野に対し、高山は小気味よいフットワークで周囲を
回り、積極的に打って出る。出入りのよいボクシングを見せる高山。一方、小野はバックステップして距離
を作り、右ジャブと左ストレートを放っていく。
序盤から中盤にかけ、小野は左ストレートのカウンター、右に回りながらの右フックと高山を苦しめる。
しかし9R終盤から攻勢に入った高山は10R、小野の体がロープ外へ出てしまいレフェリーがブレイクを
掛けなかったその隙を見逃さず、連打を集めてダウンをとる。最終12Rにも連打で小野を前のめりに膝を
着くようダウンさせ、115-111、115-111、117-109の判定3-0で王座防衛を成し遂げた。
海外で、ベルトを奪取した経験豊富な高山が、好機を見逃すはずがなかった。10R、ロープに挟まり、
一瞬動きが止まった挑戦者に、連打で畳み掛けダウンを獲った。
高山は、「反則負けにはなりたくなかったがチャンスがあればいつでもいく。レフェリーが止めなかったん
で行きました。もし海外での経験がなかったら、あそこは下がっていたかもしれない」とi言う。敵地での試
合いも含め10度目の世界戦チャンスを見逃さなかった王者はクレバーに流れを引き寄せた。
12Rも激しく打ち合い、左ボディーで再びダウンを獲る。7回に左まぶたを、8回には右まぶたをカットしな
がらも、終わってみれば最大8ポイント差をつける完勝で2度目の防衛に成功する。
海外での試合が高山選手を強く成長させたと思います。是非WBOのベルトも獲って、4団体制覇を達成し
て欲しいです


