昨年末夫に自分の気持ちを伝えるときサポートしてくださったさくまあいこさんの「マリッジブレインセッション」を受けました。
私だけの診断なので夫の脳の傾向はわかりませんが、今までわからなかった自分のことがわかり、自分を受け入れられるようになったと思います。
私の脳使用傾向タイプは大まかに言うと研究者タイプで、「興味の対象が狭くなりがち」と出ていました。まさにその通りなんです。でも大きく偏っているわけではなく、「人格者なイメージ」「知的レベルは高め」「バランスの良い人間関係を構築できる」とも。「興味の対象が狭い」はものすごく当たっていて、深堀りしてしまうところがあります。だからテーマが決まっているときに人と話すのは楽しいのに、世間話がとても苦手。話は合わせますが疲れてしまいます。そんな自分に「こんなことでは友達ができないよ」と駄目出しをしていました。でもこれが私の脳の傾向なんだとわかるとすうっと心が軽くなりました。
私が好きなものって、ほかの人にはあまり興味がなさそうなものなんです。例えば、アレクサンドル・デュマの「三銃士」が大好きです。「三銃士」は実はダルタニャンが60歳近くになって元帥になり、戦死するところまでお話は続くのですが、物語の舞台になった場所をめぐるのが夢なんです。フォンテーヌブロー城、、ヴォー・ル・ヴィコント城には行けましたが、ベルイール、ナントなどなどまだ訪問できていない場所がたくさんあります。還暦の日本人女性では少数派です。韓流ドラマなら同好の士がたくさんいると思いますが、三銃士はね。
上記はほんの一例で、トレンドから外れた、多くの人には全く興味がないと思われることを追求してしまう「軽いオタク気質」があります。
集団に属していても、最大公約数的なものに関心を持てない自分がつらかったのですが、、これが私なんだと認めてもらえた気がします。
そして非常に強かったのが「人間関係脳の活動パターン・対人距離スタイル」のSoloist傾向で、「超独立タイプ」と出ました。「あなたの人間関係脳には、何事も人に頼らず自分だけでやろうとする傾向性があります。人に左右されず影響されにくいという点においては優れています。より良いパートナーとの関係を形成するために、自分と同じくらい相手を信頼することを意識し、パートナーにどうやって頼ったらよいかを考え、その点を磨くとよいでしょう。」とのこと。
私は専業主婦であることがずっと苦しかった。それを夫に言うと「それじゃあ俺のおふくろを否定するのか」と返されるし、ほかの専業主婦の方たちにも失礼なので言いませんでしたが、本当に苦しかった。それは私の脳の傾向が独立を求めるからだったのですね。そんな私を私が認めてあげます。私はこれでいいのだと。(当然のことながら、専業主婦が独立していないわけではないです。私の脳がそう判断してに過ぎません。)
夫が不倫をしてくれたおかげで、私は仕事を始める決心ができました。そして仕事をしていることで私の魂はとても喜んでいます。夫の不倫という経験を経て、私は自分の脳がストレスを受けない生き方を選ぶことができたのだと思います。
私の場合は自分が独立して初めて相手に頼ることができるみたいで、今は夫に頼ることが自然にできています。今日はお友達とコンサートに行ったのですが、あいにくの雨だったので会場まで車で迎えに来てもらいました。昔なら意地でも頼らなかったと思うし、頼ったとしたらそのことに罪悪感を感じていたと思います。
夫の脳も診断してもらえばよかったとそこだけちょっぴり後悔です。