F.I.L.P. by sachi -3ページ目

光影


生まれてきたことに意味などあったのだろうか・・・。

俺に必要なのは、愛か、金か。


今では友の存在を感じる事もなくなった。


俺には力が足りなかったのだろうか・・・

それとも人間に生まれてきた人生が失敗だったのか・・・


俺は言い訳をしているだけなのか?


俺も人間は素晴らしいって思いたい。


生きてることに理由があるのだろうか・・・。

今まで愛されなかったからか、俺の出来が悪いからか、

苦痛でしかないことは前からわかっている。


だけど・・・何かを信じたいんだ。


人生ってやつは運命なんだよな・・・。

生まれた場所、生んだ人、育つ過程での出会い。


みんな同じ人間で何も変わらないはずなのに

俺には闇が広がるばかりなんだ。


世界は変わってきたはずだよな・・・

でも人間の歴史は変わらない。

死んで生まれ、また生まれて死ぬ。

その繰り返される螺旋の中には善も悪もない。

ただ変わらない命と魂があるだけだ。


人間が悪いなんて言いたくない。

日々失われていく命、平和を願う心、

平穏の中の幸せ、誰もが求める欲望。

変わる気がない人間世界にはうんざりだ。


だが、それでも光が見たくて俺の心臓は動いてるんだろう。



過去

もう過ぎてしまった時間。

そんなモノに縛られてはいけないのだろうか?


人生は短い、と人は言う。


だから一日一日を大切に生きているのだろう。


俺は過去を振り返れば「なんで」と後悔しかない。


もっと上手な生き方が出来なかったのか・・・。


もっと頑張れなかったのか・・・。


もっと言いたいことを言っても良かったんじゃないのか・・・。


もっと・・・もっと・・・もっと・・・。


俺の中から過去の呪縛が無くなることはない。


未来

夢はありますか?希望はありますか?


俺は自分のこともわからない。

欲しい物もない、やりたいこともない。


自分に可能性や才能を感じたことなど一度もない。

何をしても全くダメな男だ。

自虐的で内向的で良いとこなんて一つもない。


心は虚しさで満ちている。


いっそ殺されたいとか思ったこともある。

だけど俺の命と引き替えに誰かに罪を負わせてしまうのも俺は望まない。


きっと俺には「生きてる意味」を見付けることは出来ない。


それでも明日は来るのだろう。こんな俺にも。