こんにちは。
未来を創り出す女性をスタイルアップさせる
婦人服オーダーマイスターの深田恭美です。
3月4日から開催されている
パリオートクチュール
「世界に一つだけの服」展
観に行ってきました
この展覧会は、オートクチュールの始まりから
現代に至る歴史を概観するもので、2013年
にパリ市庁舎で開催された展覧会を、
三菱一号館美術館に合わせて再構成された
ものだそうです。
シャネル、ディオール、バレンシアガ、
サンローラン、ゴルチエ、ラクロワ・・・
が生み出した美しいシルエットのドレス
を見ることができます。
何より手作りの一点ものが揃っているので、
婦人服オーダーをしている私には
とても勉強になる展覧会でした(*^▽^*)
写真を撮れるのが一部屋だけだったので、
そこの作品をいくつかご紹介します
初めのブルーのドレスが、ゴルチエの
ヒダが美しいイブニング・ドレス。
ルシアン・ルロンのイブニング・ドレスとケープ。
ランバンの帽子。
ジャン・パジェスの挿絵。
などなど、うっとりするほど美しい
1930年代のドレスたち
手作りならではの、柔らかいフォルムが
とっても素敵でした。
今私たちが見ている洋服は、
プレスでしっかりと形作られたものが
多いですが、今回見たオートクチュールは
刺繍からフリンジ・ビーズなど全部手で
つけられていて、手作り感がとても感じられます。
高級仕立ての一点物なのですが、
柔らかさと暖かさが感じられるのは、
やはり職人が自分の技術を最大限盛り込んだ
手作りだからなのでしょうか。
とても身近に感じられるのです…。
材料は贅を極めたものですが、
私たちの洋服にも、このようぬくもりを
持ったものがあるならば、
やはり手作りの服なのではないかと
今の仕事に誇りを感じた時間でした
もちろん、格が全然違いますが、
心を込めて作るのは同じこと。
こんな風に、いつまでも取っておいて
もらえる洋服を作れるように、
頑張りたいと思います(^_-)-☆
それに、三菱一号館美術館の
内装もレトロで素敵です。
そして、美術館から見える中庭も♡
展覧会を楽しむとともに、
美術館自体も楽しめますよ
5月22日までやっています!