皆様、こんばんは。
・・・更新、すごい間があいてしまいました。すみません。
モニター様のお写真もすごい溜まってしまっていて、ぼちぼちご紹介していかないと、です。
さて前回記事の続き。
中顔面のボリュームが足りていない場合は、まず中顔面から注入をおこなってゆくのが鉄則です。
Step1)目の下~中顔面の影
を改善するためにの、ブルーのところにヒアルロン酸を注入して、影を消す&中顔面をグイっとリフトしてゆきます。
そのときの最大のコツは、赤い矢印のところにあるちょっと固い靱帯(白い点線)を少しブチっと超えたところまでカニューレで注入することなんです。
余談ですが、現在、日本で一般的に教えられている注入法は
靱帯のところはポイント打ち(しかも鋭針で)、そしてその下にカニューレで面で注入するというやり方です。
アラガン社のMDコードという注入法も、もう一つの承認製剤であるレスチレンの会社、ガルデルマが提唱する注入法もこのように分けられているんだけれども、はっきり言って、靱帯部位でのポイント打ちと、その下の面での注入を分けるメリットは一つもありません。
針を刺す回数が増える(内出血・感染のリスクも増える)、ポイント打ちしたところがしばらくポコッとなる、針を付け替える回数が増えるので製剤のロスが増える・・・など、むしろデメリットしかない。(でもこのように教育されているのは、初心者の医師でもやりやすいからです。)
私はもうずいぶんと前からカニューレでズドンと靱帯までいっきに入れちゃう方法でやっていますが、そうすると、靱帯のところはポイントで入れるよりも、線状に入ることによって、よりリフト力がアップしますし、注入直後の発赤やむくみもほとんど出ません。針穴も1か所で済みます。
ただ、前述した注入のコツがあり、靱帯の手前でカニューレを止めて注入してしまうと、まったくリフトアップしません。慣れるまでは、靱帯をブチッと超えるのが怖い、とか、どれぐらい針先が靱帯を超えればよいのか?とか、注入量のグラデーションの付け方とか、細かいエッセンスがたくさんあり、これはやはり長年の経験で、体得してゆくものではないかと思っています。
・・・話が逸れてしまいました。
で、話を戻して、この方ですが、注入前は輪郭の左右差がありますので
左右で注入量を調整して、できるだけ左右対象に近づくようにバランスを整えます。この方は左(写真向かって右)の方がボリュームが少ないため、先に左に注入してから、それに合わせて右側を調整してゆきます。
そして、中顔面への注入直後
完全に左右対象とまではいかないのですが、かなり左右差は解消され顔の影が消えて明るくなっています。(左に多めに注入しています)注入直後なので、少しむくみもある状態です。
・・・口角が上がっているのは、これよくあるのですが、注入後に鏡を見ていただくと、「あ~きれいになってる」と喜んでくださって、ニヤニヤしてしまう・・・という口角の上りです(笑)。
ヒアルロン酸による表情筋調律効果で口角が上がることもありますが、これは明らかに意識して口角を挙げているニヤニヤなので、注入による効果ではありません。・・・という意味では少しよろしくない症例写真になりますね。
続きます。
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