前回の続きです。
勝沼に来ると、北側は見る限り2000m級(言い過ぎ)と思われる山が、ずらりと並び自然の雄大さを実感します。
道は広くて走り易いですし、忙しすぎない街並みが心地よいです。
途中に「フルーツライン」とか「ぶどうの丘」等、軽い気持ちで行ったら大変だと予想出来る名前を無視しつつ、先ずは塩山を目指して進んで行きます。
途中で寄ったコンビニで午前中に「無」とかした補給食を再チェックしてみると
溶けたチョコが下側にずり落ちていました。「一握りの希望も無駄だった」
塩山駅を通過して更に北側に向かいます。徐々に上りになり、以前行った大弛峠を懐かしくも思いながら進みますが、途中から道を変更します。途中で寝ていた犬。凄く気持ちよさそうでした。
そのついでに
何回も同じ事をしてしまいますね。絶妙な色だな~と飽きずに思っていると、下校中の小学生に挨拶されました。気さくな挨拶は良いですね。
進んでいると、こちらも何回も出会ってますね~
私が会うのはいつも成仏後ばかりです。生きているのは未だに1回しかないんですよね。縁がありません。
それから本日あまり味わえなかった「沢」成分。水の音が気持ちいいです。
徐々に時間も無くなって来ているので、急ぎたいのですが、これから通る雁坂みちは約10kmの上りなんですよね。長距離の上りが苦手な自分としては頑張っても速く上れないので、止まる時間を減らそうと思うのですが、やはり止まってしまいます。
これは「何かです」
これは「伊勢宮です」
位しか説明が出来ない程ですが、止まって写真を撮ってしまいます。
意外と、止まって、カメラを出して、キャップ外して、撮影して、キャップ付けて、カメラを戻す。
この一連が数をこなすと相当なタイムロスになっています。
こんな所に集落があります。どの様に生活をしているのか。やはり不便さが当たり前のごとく付きまとっているのでしょう。
途中。藤の花があったので写真を撮っていたら気になった下側。
ゴミを捨てる人はここを通らないで欲しいですね。ていうか、「自分のゴミは自分で処理しろ」
もうそろそろでしょ?を何回も繰り返したら、なんかダムっぽいものが見えて来ました。
「ダムでした」
今回トンネルしか考えていなかったので、そういえば地図に載っていたかな?位の記憶しかなかったのですが、予想外でした。通って来た道も見えます。
時間が無いのですが、ゆっくりしてしまいました。楽しまないとしょうがないのですが、本日はトンネルが目的なので、焦りと諦めが半々です。もうそろそろでトンネルにも行けるだろうと思い、先ほどコンビニで手に入れたNEW補給食を急いで食べようとしたら、潰れていてクリームが落ちてしまいました。バックの中にまで入る始末。
意外とショック!本日は補給が上手く行きません。
後は切れた足で出来る限り漕いで行くと道の駅みとみに到着。ここまで来ればトンネルまでもう直ぐです。トンネルまでの道も気持ちが良く、ここへ来てモチベーションが回復しました。
とうとうトンネルが見えて来ました。と思ったらこいつはダミー。トンネルを通過した所に本当の入口がありました。
やっとの事で到着です。このトンネルの向こう側は埼玉県で、約2年前に自分が立っていた場所でもあります。その時は「向こう側が山梨県」と思い今度行ってみようと思っていましたが、「今日来ましたよ~」と2年前の自分に呼びかけます。
予想外に自販機があったので歓喜の一服!
「ふんげ~」
炭酸が噴出しました!
本当に本日は補給が上手く行きません。
帰りは切れた足でも40分程で塩山駅まで到着。
信玄さん久しぶりですが、実はこの後側で高校生カップルがいますよ。
輪行パックしようと愛車を逆さまにしたら、
「びっくりした~!」
って驚いて自然と声を発したら、丁度駅から出て来た人に聞かれて、軽く会釈。どんなことよりも本日はこれが一番驚きました。
気まずい
埼玉県側に行ってからもう2年。振り返ると本当に早いもので、この早さで進むと後どれだけ楽しめるのか不安にもなりますが、これからの自分もきっと楽しみ、素晴らしい記憶が増えているはずだ!とメッセージを送りました。
最後に雁坂みちの帰路中に出会った富士山。これも忘れない思い出。
以上。