前回のライドの補足です。
笹子峠の下り道での出会った野生動物は「熊」でした。
見つけた時から、黒い物体が道を歩いている事に異様さを感じて直ぐに止まりました。熊と認識した時は命の危険も感じたのですが、熊がこちらに気付いたら反対側に歩いて行ったので襲う気は無い事に安堵しました。次に思ったのは、
やけに小さいけど子供か？
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親が居たら、それもまたピンチ！
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周りを警戒しつつも、考察を続ける。
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いや、でもツキノワグマはそこまで大きくないだろう？(後ほど確認したら大きいのもいますね！)
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一先ず写真を撮っておこう！
しかし所詮広角レンズ。全然なんだか分らないので、ここで望遠レンズへ交換。今まで鹿を数回、カモシカ2回、生きた蛇は1回しか見たことの無い私が、まさか？等と周りを警戒しつつも考えながら交換していました。
ここまで拡大して撮影できたのですが、この後しばらく相手方が動く気配がなかったので次の行動を考えます。
未だに相手方はこちらには全く興味が無い模様。
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道を下りたいのでどいてはくれまいか？(少し様子見)
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どいてくれなさそうなので、上り返すか？
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自分の温存ﾊﾟﾜｰを考えると無謀と瞬間に知る！
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進むしかないでしょ！
と結論が出たので、道の反対側をスローペースで慎重に進んで行きました(笑顔で
)。
そうすると数歩進んだ所で、熊が動きました。
道路を横切って写真左側の上り斜面側へとゆっくり移動してくれました。斜面に行くと凄いスピードで上って行き、数回止まって、こちらを確認していました。そうして山奥へ進んで行きました。
後は熊と出会った余韻に浸っていました。
久しぶりに死を実感した時ではありましたが、思ったよりも慎重に物事が考えられました。最初から襲われていたら考えられなかったと思いますが、今回はほぼこの様に手順を踏んで考えられました。他にも襲って来た時にピンディングで平気か？とか、自転車で攻撃出来るか？高速で横をすり抜けられないか？とか色々と思考を巡らせた事は覚えています。結果無事でいられたので良かったです。
一般的には会わない様する為、ベルを付けたりしていますが、それでも出会う可能性を含めて、万が一のイメージをする事も大切なのかなとも感じました。後、上りが速い事も見れたので、襲われたら圧倒的に上りでは逃げられないですね。
最後に個人的な考えですが、熊をやたらに怖がってもいけません。基本は大人しく、人を嫌う生き物です。中には凶暴な熊もいますし、そんな熊と会ってしまったら・・・・
とも思いますが、ほぼいないでしょう。そんな事を言ったら、余程人間の方が怖いです。
兎に角貴重な体験でした。
以上。