ズラ   ロビ
   (カサ) (パト・ピッポ)

      ボア
    (ロビ・アク・エル)


   10    ガッツ
  (アク)  (フラミニ)

      ボメル
     (アンブロ)

 タイウォ       あばお
(アントン)     (ザンブ)

    シウバ  ネスタ
    (メク)(イェペ)

      アッビ
     (アメリア)


ボアをトップ下に書きたくない…
ボアならロビーニョのがいいけど、止む無く上のように書いた。
獲り合えずアクかカサがトップ下にはまれば最高なんだがな。

全然人数は足りてる。
2年前は各ポジションに控えがいなかったんだぞ?
去年は人数足りなくて若手で人数合わせしてたんだぞ?
本当に層厚くなった。おっさん多いけどw



そりゃCLの優勝なんか無理だよ。
トップ下獲らない時点で無理なんだから、
むしろこれだけの戦力が揃ったことを喜ぶべきだ。
暗黒期から1年でCL優勝できる面子揃えろって言う方が無理な話。
ファンの気持ちも分かるけど、ぴぽはフロントによくやったと言ってあげたい。

「フロントはCL優勝する気あるのか?」
なんてコメントあるけど、あるに決まってるだろ。
そういう愚痴は言うなよ。金ねーなか、ここまでやりくりしてんだっての。
そういう思いを少しは汲んで欲しい。
そういう人に限って、去年だけで「ズラ、ロビ、カサ」なんて信じられん
補強をやってくれたことを忘れている。


フラミニの穴が、フラミニの穴がって言うけど、アンブロいるんだからいいじゃねーか。
アンブロとガッツのどちらか移籍するべきと言っていたぴぽは、
両方が残留した今なら別に補強しなくてもいいと思うけど。
ガッツだって決勝トーナメントには戻ってくるんだし。


だいたいそんな金あるならモントリーボ獲れって話だ。
それが無理だったからレンタルで候補探しているようだけど無理みたいね。
別にいいじゃない。


私はは2年前から余剰戦力のスリム化を叫び続けてきたけど、
それは本当に進んだ。最後の最後にオッドの支出もフォローしたし。
財政のスリム化なくして補強なしだよ。
本当に大きな不満もなく整理したと思う。
来期?のトップ下獲得に向けて前進したと思う。

それに若手の獲得も進め、去年までの若手勢はしっかりとレンタルで修行に出した。
スター選手を大金はたいて獲得するのではなく、
若手を育てていこうとするスタンスは本格的に初めてまだ日が浅い。
でもその意思を感じ、実際に行動に移していると思う。


ガリはじめ、フロントの皆様本当にお疲れ様でした。
ってまだ最終日だから色々やってんだろうなあの人たち仕事熱心だから…
半身をもがれる思いだ。
見られるはずのミランの試合が見れない週末なんて…

しかし、このストライキについては実に考えさせられる内容だ。
と言うのも前に日記で書いたようにこれはカルチョ自体の凋落に関わってくるであろう問題だからだ。


今回のストライキは去年のものとまたちょっと違う。
去年はビッグクラブで構想外になった選手を飼い殺せるクラブに対し、
このようなことがないようにと問題敵をしていた。
オッドが中心になっていましたね。

今回はAICの代表、善良人間トンマージさんが中心です。
イタリア政府が高額所得者である選手に対して特別課税を実施することに対し、
この課税負担をクラブ側が負担するべきだとしたものです。


ご存知の通りイタリアは経済的強者ではありません。
極東の某国の様に税収を確保したい現状、高額所得者から税金をとることは
政治的には間違いではないと思います。

しかし、現況でさえイタリアは国外からスター選手の獲得が困難とされています。
その原因は税制度の違いにあります。

サッカー選手は我々とは違い「額面ではなく手取り金額で契約」します。
つまり税金が重い国のクラブは安価な国のクラブより多い額面を支給しなければなりません。

その結果、イタリアのクラブは他国から名のある選手を獲得することが困難になっています。
「移籍するには選手が減棒を飲まなければならない」という理由はここにあります。


選手が自分の評価を金銭で計ることは決して間違いではないと思います。
同じ評価をしてくれるのであれば手取りで多くの金額を手に入れたい。
その思いは人間として当然でしょう。

イタリア人が愛国心故に特別課税を享受するのは理解できます。
しかし、他国の選手がそれをするのはよほど何か理由がなければ苦しいでしょう。
これがきっかけでスター選手はよりカルチョに輸入されることはなくなり、
諸外国より競争力を落とし、フランス、ロシアに抜かれる。
そんなことを危惧すればこそ、選手の為というよりカルチョの為にクラブがこの課税を負担してほしいと考えるのは尤ものような気がします。


しかし、前述したようにイタリア経済は豊かではありません。
パルマ、フィオレンティーナが財政面を理由にAから落ちていったことにもそのことは見て取れるでしょう。
多くの金を無心になって出せるクラブはそうないのです。それはミランも同じです。


近年、オイルマネーという言葉がサッカー界を席巻しています。
チェルシー、マラガ、アンジ…所謂金満クラブと呼ばれるクラブです。
オイルマネーではありませんが、資本価値の高いマンUはイングランド人の心を持たないアメリカ資本に買われたと問題にもなりました。

他国ではこういったクラブが躍進しています。
カルチョにもこの血を入れるべきなのでしょうか。


私の考えではこの劇薬は残念ながら効果的であると思います。
それでもサッカークラブというのは地元愛を礎にした側面もあるべきだと思います。
サッカークラブとは元来、地元の有力者が出資して成り立つ形が多く、
それはイタリアではまだ根強く残っているように思います。
この風土を簡単に放棄するかのような流れにはなってほしくないという思いも強くあります。


カルチョは国、制度の問題で近代サッカー化に関しては遅れを取っています。
その結果、世界一と謳われたイタリアはドイツにも抜かれ4位の地位に甘んじ、
5、6位に落ちることも想像できる位置にいます。


残念ながら今回のストライキも「特別課税に対しどう対処するか」というスポット的な考えに止まっているように感じてなりません。

クラブ側、選手側、そしてカルチョを愛する国土というのであれば国も交えて
早い段階で有効な手を打ち、復興に繋げてもらいたいと切に思います。
開幕まで1ヶ月。
と言うよりシーズン初めて数週間だから仕方がないか。


スタメンについては1つだけ。
カッサーノが豚であることから、FWは実質控え1枚。
点を取りに行きたい状況を想定して一人温存したい。
ってことでこのスタメンだったのだろう。

ズラ、パト、ロビにしたら選手交代で攻勢に出れんからね…
カサ豚は早く痩せろ。


ボアテングをトップ下にするということ、2列目の飛び出しを有効にしたということ。
これを行うにはFWにボール預けることがまず条件となる。
攻撃の核がズラタンであるので、そこにボールを納めてから狙うのだ。
これはボアテングをトップ下に置くと、FWの前の箇所で為を作れる選手がいないということの裏返しでもある。

それに加え、3センターもボメル、ガッツ、セードルフと攻撃を組み立てるには
能力が乏しくミドルも少ない。
つまり2列目の飛び出しにより攻撃に厚みを持たせる以前に、
2列目が飛び出せる状況をまず作れない。

それに加え前半は中盤に人数をかけたインテルの構成が奏効したこともあり、
ミランの前線にボールが入っていかない。これでは全く意味がないわけだ。


前半は以上の点が如実に表れインテルペース。
しかも1トップであるがゆえに完全な決定機をインテルが作れないにも関わらず、
FKで先制点を謙譲すrと言う最悪の出だしだった。


後半に入りアッレグリがどういう指示を出したのかは不明だが、
明確な変化は起きていなかった。

しかし2得点して逆転したという結果を出せた理由は、
2点ともに縦への力が強まった点にある。
1点目はセードルフの裏への飛び出しにロビーノが合わせ、
2点目はパチの縦への飛び出しにアバーテが合わせた形だ。

2点目のボアテングの得点は2列目の飛び出しを狙うお手本のような形だが、
パトの動き出しがなければあの形は産まれない。

ズラタンに納めてからゲームを作る。
それに加え、FW、中盤の縦への飛び出しを増やしていくことが今後の課題だろう。



縦への飛び出しという話になれば自ずとミスターXno話になる。
昔から言うように、私はFWが縦に飛び出し形は増やすべきであり、
FWをそう動かせるトアクレルティスタ、つまりミスターXがミランには必要であるというのが持論だ。

今試合ではボアテングは期待されている形で結果を出したことに満足だろう。
しかし2列目の飛び出しができなければ凡庸な選手である。
欧州を狙うのであれば、その能力に加えセンター中央でFWを操り仕事ができるトップ下が必要だ。
私はそう考える。


交代

ロビーニョ→パト
これは冒頭に書いた点が欲しい時にFWを変えたいってとこですね。
交代が決まってから結果だしたロビはやや涙目だったでしょう。

ガッツ→アンブロ
これは戦術的ではないですね。

ガッツは本当にキャプテンマークアンブロに渡さないな。
そういう決まりなのかな。
残った選手の誰かに渡すって。


こんなところですか。

インテルは戦術的にフィットしていないですが、戦術的な無能な監督ではないはずです。
モウリーニョも賞賛した戦術性のある監督ですしね。
これからどうなるかは注意が必要です。



兎に角勝ててよかった!