
旧約聖書に出てくる「ノアの方舟」のフィギュアです。
メディコムトイさんの『大神秘博物館』という
かな~りマニアックなトレーディングフィギュアシリーズ。
これは先日ご紹介した『コレクト倶楽部』とほぼ同時期、
食玩全盛期にリリースされた、知る人ぞ知る魅力的なアイテム。
世界の謎がテーマゆえに『コレクト倶楽部』と内容は被り気味で、
実際にラインナップでも重複するものは多々ありますが、
こちらはさらにマニアックな領域に踏み込んでいる印象。
違いといえば、お菓子を廃しているだけあって、
完全にフィギュアに特化しているだけあって、出来はそこそこ。

方舟の底。
木の質感がよく再現されています。
ただし、付属の台座は行方不明……

上から見た図。

デッキに設けられた階段の扉がはずれてしまっています。
これでは浸水してしまう気が……
40日40夜降り続いて地表を覆いつくしたほどの豪雨ですから、
こんな丸腰ではとても乗り切れられないでしょう。
もっとも、雨が止んだ時点で力尽きた可能性も合いますが。
ところで、階段の大きさから、ある程度、
船体の大きさが推測できそうではあります。

反対側。
デッキの上は二階建て構造なのですね。
比率から考えて、デッキ下はそれよりもさらに多層階層の模様。
そりゃそうだ。
でなければ、キリンや象などの大型動物はとても乗せられない。
伝承によると、人間はデッキ上に乗って、
その下に動物たちの場所が細かく振り分けられていたそうです。

こちら側の階段扉は一応無事な模様ですが、それでも心もとない。
ところで、神話では、全種類の鳥獣がつがいとなって
自発的に方舟へ集まったそうですが、
その時点でかなりアヤシイ気が……
そもそも当時の人たちが地表の鳥獣全種を把握していたのでしょうか。
まあ、「把握している限りのすべて」であれば矛盾はないですが。
実際には、手近な場所に生息する目ぼしい種を
人海戦術でかき集めた、というあたりに落ち着くのでしょうか。
そーいえば、ラッセル・クロウと『ハリーポッター』のハーマイオニーこと
エマ・ワトソンが出演した映画『ノア 約束の舟』では、
大量のヘビたちが自ら方舟へ集結しているシーンがありました。
当時、蛇が鳥獣と同等扱いされる文化であったか、という
根本的な疑問もありますが、単種族であれだけ大量に来れたら、
とても方舟に乗りきらない気も……

横から。
窓らしきものが見えます。
当時はガラスがあったかは不明。
…と、まあ、神話の内容的にも、方舟の構造的にも
いろいろとツッコミどころは多いですが、
すんごい神話なだけに、方舟の存在感は抜群!
何だかわからないけど凄みを感じさせる佇まいです。
次回は、ほかのフィギュアと絡ませてみたいと思います。