『タイムコップ2』 | 続・功夫電影専科

続・功夫電影専科

香港映画を始めとした古今東西のアクション映画の感想などを書き連ねています。


「タイムコップ2」
原題:TimeCop 2/TimeCop: The Berlin Decision
製作:2003年

▼ジャン・クロード=ヴァン・ダムの主演作には、続編が作られた作品がいくつか存在します。しかしヴァンダムが主役を継続するケースは少なく、『ブラッド・スポーツ』『キックボクサー』『サイボーグ』の続編では、別の俳優に主演が変わっています。
ヴァンダムがそのまま続投した作品といえば、2008年の時点では『ユニバーサル・ソルジャー』の続編である『ユニバーサル・ソルジャー/ザ・リターン』だけとなっています(とはいえ、『ザ・リターン』は第一作を無視しまくった内容なので、別物と言ってもいい代物なのですが・汗)。
さて、本作もヴァンダムが続投できなかった続編のひとつで、代わりの主演を務めたのは、『ドラゴン/ブルース・リー物語』のジェイソン・スコット・リー。対するはトーマス・イアン・グリフィスで、この両名による激しいアクションこそが本作最大の見どころとなってます。

■時は近未来。タイムコップのジェイソンは、時空を超えてヒトラー暗殺を企むトーマスを捕らえるが、その最中にトーマスの妻が死んでしまう。様々な任務に追われながら、タイムコップの在り方に苦悩するジェイソンであったが、突如として謎の時空の乱れが発生する。
 この現象によってタイムコップのメンバーが次々と消されていくが、これは脱獄したトーマスの仕業だった。ジェイソンは脱獄する前の彼を止めようとタイムスリップするが、対するトーマスはジェイソンの両親を殺そうとタイムスリップを繰り返していった。
この滅茶苦茶になった時間軸を元に戻すには、トーマスを捕らえるしかない! 己の記憶に現れたトーマスの影を追って、ジェイソンは自らの少年時代へと決着を付けに向かうのだが…。

▲う~ん…なんだかどうにも忙しない物語でした(苦笑
本作は序盤こそジェイソンのモノローグが挿入され、少しかったるい印象を受けるんですが、トーマスが暗躍を開始するとノンストップで話が動き始めます。これが本当に「休む間もなく」といった感じで、ジェイソンは常に全力疾走で事件を追い続けるのです。
おかげで気の休まるようなカットはほとんどなく、タイムスリップものらしくストーリーも実に複雑。ラストも事件が解決したのか否かモヤモヤしていて、もどかしさだけが残る結果となっていました。
 さて、肝心の格闘アクションについてですが、本作は全編に渡ってジェイソンが大立ち回りを披露。殺陣が受け・攻めの一辺倒になりやすいものの、最後の大一番となるジェイソンVSトーマスの対決は迫力満点で、息をつかせぬ技の応酬を見せています。
ちなみにジェイソンのファイトスタイルが何処となく李小龍(ブルース・リー)っぽく、これは『ドラゴン/ブルース・リー物語』を意識した演出かな…と思いきや、なんと本作のアクションはジェリー・ポティートまたかよ!)が指導しているのです。
そういえば『ドラゴン~』でもジェイソンはジェリーの指導を受けていたようですが、その縁で本作に関わったのでしょうか?