
「ワイルド・スマッシャー」
BRAIN SMASHER
1993
▼レンタルショップに足しげく通う者なら、アルバート・ピュンという名前に聞き覚えがあるはずだ。
彼はヴァンダムの『サイボーグ』やSF作品『ネメシス』の監督として知られる人だが、はっきり言ってこの2本以外に彼のまともな作品を私は知らない。だが、個人的には『ブラッド・マッチ』でのかったるい演出と、あまりにもつまらない内容に随分とゲンナリさせられたものだが、今回取り上げる作品もそんなピュンが監督した一本である。
私としてはピュンの作品は『ブラッド・マッチ』一本でもう十分と思っていたが、この作品とは中古ビデオをあさっている時に出会った。ピュンの名前に最初は顔をしかめたが、ジャケ裏の解説に「敵は少林寺のニンジャ軍団!」とあったので思わず購入したのだが…結果、やっぱり後悔する羽目になっちゃいました(爆
■モデルのテリー・ハッチャーは、ある時姉から不思議な花を送りつけられ、こちらにその花を持ってきて欲しいと頼まれる。彼女が姉の元に向かうと、そこには少林寺の刺客たちが姉を捕らえて待っていた。
実はこの花には世界を制することの出来るパワーが秘められており、ユージ・オクモトら少林寺の刺客たちはこの花を血眼になって探していたのだ。夜の街を舞台にテリーと少林寺の刺客との追いかけっこが始まった。クラブの用心棒をしていたアンドリュー・ダイス・クレイを巻き込みなつつ、姉が待つ教会へ急ぐテリー。
だが少林寺の刺客たちはアンドリューを人質として捕らえ、テリーに花を要求してきた。はてさてこの追跡劇の結末は如何に…?
▲一応この作品はコメディーという事になっているのだが、敵が少林寺ということで随所に格闘シーンがある。アンドリューは体格の割りにそこそこ動けており、少林寺の刺客たちもアクロバティックなアクションなどを披露。刺客たちのリーダーを演じたユージ・オクモトもいい感じだったのだが、本作で繰り広げられるアクションシーンはどれも暗くて見辛く、時間も短い上に迫力不足という結果になっている。
更に、コメディー部分が壊滅的に笑えないわ、話は支離滅裂でメリハリが無いわ、結局テリーの姉は何が目的でこんな事をしたのか最後まで解らないわとメチャクチャだ。正直言ってマイナスポイントの塊のような作品。私は未だに『サイボーグ』も『ネメシス』も見たことが無いが、これと『ブラッド・マッチ』を見た後だと非常に不安になってしまいました(萎