
Zombie vs Ninja
別題:Zombie Rival The Super Ninja Master/Zodiac America The Super Master
製作:1987年
●今回も『忍者プロテクター』に引き続き、クズニンジャ映画のレビューです(爆
前回の『忍者プロテクター』は日本発売された作品なのである程度ストーリーは解ったのですが、この作品は国内未発売ということもあって情報が全く無し!これと同じ事は前にも『Ninja Empire』や『Ninja Champion』でも経験済みなのでどうにかなるかと思いましたが、この作品はどっかで見たような…(後述)。
冒頭、キョンシーと道士が格闘するカットののち、忍者とヒゲ男(明らかにこの両者は別撮り合成)の会話シーンを挟んで物語は始まる。その後、主人公の青年たちが謎の三人組によって襲撃を受け、続いて先程の道士が再び登場する。襲撃に遭った青年はこの道士に助けられ…って、この青年は鄭眞化(エルトン・チョン)じゃないか!
どうやらこの作品、鄭眞化主演の韓国産コメディ功夫片『少和省葬儀師』にニンジャが登場する場面を追加撮影した作品らしい。『少和省葬儀師』に関してはよく知らないが、たぶんオリジナルのストーリーは道士に助けられた鄭眞化が悪と闘う…というようなものだったかと推察される。
ちなみに冒頭のヒゲ男は王龍(マイク・ウォン)で、悪党たちをけしかけたのもこの男。本作で王龍はニンジャの組織と通じていることになっており、正義のニンジャとの闘いが同時進行で進んでいく(もちろん「水と油」状態なのは言わずもがな)。
仇討ち相手のことを知った鄭眞化は道士に功夫の特訓をしてくれるようにと懇願。棺桶を使ったウェイト・トレーニングや穴掘りといった地道な特訓を教わり、第二段階は道士が操るキョンシーとのバトルだ。徐々に強くなっていく鄭眞化だが、ヒロインを我が物にしようとする町の名士?とのトラブルに巻き込まれ、そこから仇である三人組のしっぽを掴むに至った。それと同時に、善と悪のニンジャたちの物語も終局に向けて加速していく…って、こっちはどうでもいいですよね?(爆
というわけでご覧の通り、本作はニンジャは完璧無視して素材だけを楽しんだほうが無難な作品です。
終盤からは鄭眞化が三人組や王龍を相手に連戦を繰り広げていくのだが、これがまたなかなか面白い!特にラストバトルの鄭眞化VS王龍はスピーディーで見応えがあり、王龍としてはベストバウトかもしれない。コメディ的な展開も悪くなかったし、アクションも上々の出来。これは是非『少和省葬儀師』を見てみたくなりましたね。
ちなみに本作のタイトルである「Zombie」とは、作中登場するキョンシーのことらしい。キョンシーは英語で「Vanpire」だろ!と言いたくもなるところだが、作中に登場するキョンシーはあんまりキョンシーらしくないので、これはこれで的を得ているのかも?