『少林の鉄爪 鷹拳』 | 続・功夫電影専科

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「少林の鉄爪 鷹拳」
鷹拳
Shaolin Iron Claws
1982(78?)

●鷹拳の使い手である主人公の王道(ワン・タオ)は、ある日偶然から陳星(チン・セイ)ら秘密結社の機密文書を手にしてしまう。機密文書の奪還を狙い、陳星は張翼(チャン・イー)とその部下である張紀平や荊國忠たちを差し向けた。連中は王道の身の回りの人々を辻斬りし、その被害は徐々に王道たちの周囲へと及んでいく。ここに敵か味方か謎の男・李藝民(サイモン・リー)、スリの兄弟などが加わり、物語は混迷を極めていく…。
ストレートな原題とは裏腹に、本作の物語はちょいとヒネった作りになっている。私が見たのは英語吹替えの海外版DVDで話の細部までは窺い知ることはできず、最初の10分ぐらいまでは「つまんないなぁ…」と思っていたが、次第に独自性のあるストーリーに引き込まれていきました。
だが、王道・李藝民・陳星・張翼といった(そこそこ)豪華な面々が絡んでいるのに、本作の功夫アクションはボチボチの出来に収まってしまっている。特別ひどいものでもなければ取り立てて凄いものでもなく、見せ場となるようなシーンもクライマックスの李藝民VS槍の軍団ぐらいしか無い。はっきり言うと殺陣に思い切りや個性が感じられない気がするのだ(他に見どころを挙げるとするなら、王道VS李藝民という台湾系スター夢のバトルくらいか)。
物語がそれなりにいい感じだったので、これでアクションがもっと派手なものであれば傑作になれたと思うのだが…これこそ李作楠(リー・ツォー・ナン)あたりが料理したら大化けしたかもしれないなぁ。