『The Real Bruce Lee』 | 続・功夫電影専科

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The Real Bruce Lee
別題:Bruce Lee The Little Dragon/The Young Bruce Lee
製作:1977年

●マニアの間ではかなり有名な本作は、バッタもん李小龍の1人である巨龍(ドラゴン・リー)が発掘された初めての作品…なのかな?
李小龍のドキュメンタリーといえば、以前紹介した最低のエセドキュメント『ブルース・リー/恐怖の鉄拳 死の香り』が思い浮かぶが、本作は一応きちんとしたドキュメンタリーとなっている。内容も子役時代の映像を交えたり『麒麟掌』記者会見の映像を挿入したりと、ある程度見られるものに仕上がっているのだ。
ストーリーは李小龍の生涯をなぞっていく構成だが、前半30分を過ぎてからはバッタもん李小龍たちの紹介シークエンスとなり、ここで出てくるのが何宗道(ホー・チョン・ドー)や巨龍たちである(ちなみに呂小龍はポスターだけチラッと登場する)。
中盤10分ほどを何宗道の紹介に終始し、その後に巨龍の初主演作『最後の精武門』のダイジェストが映される。本作の3分の2はこの『最後の精武門』で占められており、巨龍がかなりクローズアップされた紹介をされている(本作で巨龍を売り出そうという目論みもあったのだろうか)。
『最後の精武門』に関してはストーリーを事細かに語るまでも無い。いつもの精武門系列にありきたりな日本人とのバトルが主な内容で、そこに謎の白いニンジャが絡んでくる…といった感じだ。
出てくる連中も金珠や崔旻奎(マーティン・チュイ)といった韓国産功夫片いつもの顔ばっかりだが、アクションのほうは初主演作というだけあって巨龍も頑張っており、ラストの大乱戦だけは中々面白い。ところで、日本人のアジトに飾ってあった傘を持つ女性が写ったポスターが気になるのは私だけであろうか?やけに爽やかな感じのポスターが場の雰囲気と全然あっていないような気がするのだが(爆
なお、本作に収録されている物はあくまでもダイジェストであるため、これとは別に全長版も存在するが…見たいような見たくないような(苦笑