『ブルー・リベンジ』 | 続・功夫電影専科

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「ブルー・リベンジ」
原題:ANGEL OF FURY/LADY DRAGON 2
製作:1993年

●結論から言うと、この作品はかなりつまらない物である。
空手チャンプのシンシア・ラスロックが、ひょんな事からダイヤ密輸を企てたマフィア(と言っても、実質行動しているのは3人組のチンピラだけ)によって夫を殺され、自らも乱暴されてしまう。そこでラスロックは自らの手で決着を付けるべく、主犯の3人を次々に倒していく…というのが本作の内容なのだが、これが非常に面白くないのだ。
話としてはラスロックの復讐劇なのだが、その復讐の方法も単調かつワンパターンなものばかりで見栄えがしない。ターゲットとなる3人組もタダのチンピラにしか見えず(特にリーダー格のビリー・ドラゴが単なる変態でしかないというのも×)、バックに巨大な組織がいるわけでもないので、全体のスケール感はとてもミニマムに感じられた。
格闘アクションの出来はそこそこで、敵の3人組もある程度動ける顔を揃えてはいる。しかし、最後のトリを飾るはずのビリーとの対決が普通の取っ組み合いに終始してしまったのは頂けない。本作のクライマックスはその直前に行われるラスロックVS手下3人との戦いだろう。ここで絡んでくる連中はいい感じのアクションを披露しており、それぞれ刀・棍・ヌンチャクを持って襲ってくるのだ(一番動きが良かったのはヌンチャクの人)。
ところで、その手下3人の中にどっかで見たような顔がいるなぁ…と思いきや、何と刀担当の男は『ブラッド・ウォリアー』に出ていたタナカだったのだ(爆)!タナカは『ブラッド~』に引き続き本作でも武術指導を担当しているが、そういえば『ブラッド~』も本作も舞台はジャカルタ。もしかすると日本人っぽい名前のタナカだが、実際はジャカルタの武師なのかもしれない。