
鷹拳
Mission For The Dragon/Rage of the Dragon
1980
●さて、今日も再び巨龍(ドラゴン・リー)と付き合って頂きましょう(爆)。本作は巨龍のシリアス功夫片だが、台湾から『少林寺への道』などで有名なスター・黄家達(カーター・ワン)を招いている。メインのゲストがいることから見ても、とりあえず前回の『五大弟子』よりかはマシだと伺い知る事は出来るが…。
なお、黄家達といえば、かつてはGHによって田俊(ジェームス・ティエン)や劉永(トニー・リュウ)らと共に売り出されていた事がありました。ところが田俊や劉永は『ドラゴン危機一発』や『ドラゴン怒りの鉄拳』で李小龍(ブルース・リー)と共演していますが、黄家達とだけは共演していません。
もし李小龍が生きていたら、出演予定だった『死亡的遊戯』の共演者として李小龍と黄家達が共に闘う画が有り得たかも知れず…本作でバッタもん李小龍と共演した黄家達の心中如何ばかりか?
話はジャッキーぽい髪型の巨龍が秘宝を巡る陰謀に巻き込まれていくサスペンス仕立てのストーリーであり、テイストにバッタもん李小龍的な意匠は感じられないマトモな作品だ。だが、見事なまでに知っている人が黄家達の他は登場しておらず、なによりも監督があの何誌強(ゴットフリー・ホー)なのが更なる胡散臭さを呼んでいる(まぁこれも韓国映画を勝手に何誌強監督名義にしたものなのでしょうが…)。
作中のアクションはテコンドーをベースに色々詰め込んでみました的なものであり(タイトルが鷹拳なのに巨龍が使う拳がメチャクチャ)、しかし決して悪くはない出来である。が、闘う時にキュポキュポ!ピコピコ!という気の抜けた効果音だけはどうにかしてほしかった。子供のオモチャじゃないんだからさぁ…。あと、肝心の巨龍VS黄家達はそれほどパッとせず、思ったより地味な感じでした。