“終わらない”FUKUSHIMA CRISIS | heart in heart ~今、伝えたい事~

heart in heart ~今、伝えたい事~

結構前になりますが、りょうた@名義でブログを綴っていました。
最近は専らシンプロの方に投稿していましたが、彼方の不具合もあった事もあり、再び此方へ帰って来る形と相成りました(^_^ゞ
緩く更新しますんで、マターリとお付き合いして頂けると幸いです♪(’-’*)

「全国の首長様及び有識者の皆様への お願い」

2012年1月

「放射性セシウム8000Bq/kgを超える農林業系副産物の焼却実証実験を推進する環境省の暴挙に対し、がれき受け入れをストップした全国の首長様及び有識者の皆様へのお願い」

私共は福島県県南地区塙町に在住する者です。

隣の鮫川村に、放射性セシウム8000Bq/k g以上の指定廃棄物を含む稲わら等の焼却炉を建設 する事業が国・環境省によって進められておりますが、そこからわずか1.5キロのところに住んでいます。

環境省は2012年3月に、人口4千人の鮫川村の村長に対し、事業費7億円超全額国負担、バグフィルターで放射性物質を99.9%除去、3年で解体撤去するなどと放射性廃棄物の焼却処分場の話を密かに持ち掛け、村の承諾を得ました。
しかし、隣接する塙町をはじめいわき市や茨城県北茨城市等の自治体及び予定地から半径1キロ以外の住民には建設計画に ついての事前説明はいっさい行うことなく、手続きを進めています。

環境省は、この建設計画を進めるに際して、小型焼却炉のため環境に及ぼす影響予測評価を行うことなく、「施設は煙突含め公道から見えないように設計すること」「住所は風評を懸念する地区住民がいる ため非公開」などと密室裏でことを進め、しかも環境法令に反して県の(届出)受諾前に着工し、県の指示で一時中断させられるなどの失態を演じていま す。
しかし、審査する県も工事一時中止の指示後わずか2日後に許可を出し、実質無法地帯の中でやりたい放題で強引にことを進めています。

村民の多くは農畜産業に依存しており、しかも建設地は高度700mという山頂で湧き水もある河川の水源地域のため、焼却炉から吐き出される放射性物質をはじめダイオキシン類などの有害物質による大気汚染や水質汚染の影響が心配される場所であ り、
とくに乳幼児や子どもを抱える住民にとっては3年間の時限事業とは言っても、大きな不安を与えています。

何より村や環境省から事前の説明もなく 工事を進められている現状に納得できず、何とか工事を止めさせたいと思いながら、狭いムラ社会での対立を恐れて声をあげたくてもあげられない人が大半です。

環境省が太鼓判を押す「安全・安心」な施設であれば、なぜ自然豊かな極めて立地条件の悪い場所にしかも秘密裡に計画を進めるのでしょうか。
問題のない施設ならば、なぜ住民による監視の目が行き届く町中に計画しないのでしょうか。

環境省は、国が推進する指定廃棄物の最終処分場の建設計画に対しても、地元市及び地域住民の意向を無視して進めようとしてきたために、大きな反対運動が起きています。

そのために、ここ鮫川村ではあらかじめ計画地の村役場や地権者に対する根回しを 行った上で、反対する住民の少ないことを見込んで白羽の矢を立てて進めてきています。

このような環境省の暴挙が許されてよいのでしょうか。

本来であれば、放射能汚染をもたらした最大の責任者である東京電力に対して、その処理をさせなければならない国が、なぜ自治体と地域住民との対立をもたらすような形で事業を進めるのでしょうか。

この問題は、決して鮫川村だけの問題ではありません。環境省では、今回の実証実験の結果をもとに、「安全」のお墨付きを得たとして、各所で同様の指定廃棄物の焼却事業を推進する意図を持っていることは明らかです。


福島原発事故によって発生した放射能汚染廃棄物の処理を今後どのようにすればよいのか、関係自治体の首長をはじめ、専門家等有識者の皆様のお力をぜひともお貸し下さるよう心よりお願い申し上げます。

和田・北村 福島県東白川郡

【速報】福島県東白川郡鮫川村青生野 十日塚(さめがわむらあおのとおかつ か)第1回現地調査報告

3・26政府交渉ネット事務局が、8000Bq/kg以上の放射性物質で汚染された稲わらや草木類などのいわゆる指定廃棄物を試験的と称して焼却する設備の建設が行われている福島県東白川郡鮫川村に入りました。

この事業は環境省が事業主体で、実際には委託を受けた日立造船が建設を行っています。
この事業計画をめぐっては、地元鮫川村の村長をはじめ村議会も受け入れを表明していますが、この設備が稼働するともっとも影響を受けると思われる隣町の塙町にお住いの和田さん、北村さんご夫妻のご自宅に伺って、計画をめぐる経緯やその問題点などについてお伺いすることにしています。

その前に、今回の事業計画の内容を見ての問題点について触れておきたいと思います。それは、環境省が採用した焼却炉の型式が傾斜回転床炉という国内にほとんど実績のない方式を採用していることです。
このタイプの焼却炉で、過去に火災や故障等の 不具合や事故を起こしています。次に計画されている焼却炉の規模が1時間当たり199kgという、廃棄物処理法や環境影響評価条例等の対象規模以下のものであり、これは明らかに法令対象外の小型炉であり、「規制逃れ」「アセス逃れ」を意図したものです。

次に、煙突の高さが5.9mと低いため、有効煙突高 を考慮しても拡散希釈効果がそれほど見込めないことです。
しかもこの炉が設置される立地条件は、標高700mの頂という、排煙の移流・拡散を考えると、ダイオキシン類や放射性物質などが山から里に向かって吹き降ろす風によって集落は汚染物質のルツボとなるおそれがあります。
また、設備全体を建屋の中に収納しないオープン型のため、設備の各所からのガスや煤塵等のリーク(漏えい)が即大気汚染につながることといった問題点も想定されます。


という事で、かなり長々しい文章になってしまいましたが、間もなく東日本大震災から2年の月日が経過しようとしています。


当然、福島第一原発事故からも2年の月日が経過する事にもなります。


今日の北海道新聞朝刊にも、福島第一原発の“現在”というのが記事になっていましたが、原子炉が格納されていたプラントは事故当時のままでしたし
常時3000人体制で、原発の収束作業をしている現状も記事になっていました。


実際、原発作業をされている方がTwitterのアカウントを持っていて、度々Twitterで呟いても居ます。


こういう記事って殆どプレスリリースされませんが、事故の被害を一番被っている福島県の現実はこんな状況でもあるんです。


この記事を見て、原発事故の現状がお分かり頂ければ幸いです。