今年も冬アニメ(1月～3月)が終り、現在春アニメ(4月～6月)のまっただ中ですが、ぶっちぎりで面白いのが2月から放映の『わんだふるぷりきゅあ』とはダークホースにもほどがあります。いや毎年プリキュア・シリーズは面白く、前作『ひろがるスカイ！プリキュア』も前々作『デリシャスパーティ♡プリキュア』も面白かったのですが、今回の『わんだふるぷりきゅあ』はぶっ飛んでいます。プリキュア→仮面ライダー→戦隊シリーズと続くいわゆる「ニチアサ」は大人の視聴者も多いファミリー番組ですからすでにご覧になっている方も多かろうと思いますが、なんと主人公のプリキュアが犬、しかも人間形態にも変身して飼い主の中学生の女の子(この子もプリキュアになります)と同じ中学校に通い、まだ変身していませんがこれからプリキュアになるのが転校してきたクラスメイトの女の子とその飼い猫(飼い猫の方はすでに変身が暗示されましたが)、毎回登場するのが動物異世界「ニコガーデン」で「ガルガル」の呪いにかけられた動物たちという、動物ずくしのアニメです。↓この犬が主役のプリキュアです(笑)
主人公のプリキュアが犬(パピヨン犬)なので基本戦わない、「ガルガル」化して凶暴化した動物を追いかけて捕まえ撫で撫でして浄化し元の「ニコガーデン」に戻す、という追いかけっこが戦闘代わりになっています。成犬の知能は人間の2～3歳児、150から250の人語を理解するそうですが、本作で21作目、80人におよぶプリキュア中でも精神年齢・知能の低さでは空前絶後になるでしょう。妖精や異世界人、宇宙人が変身する例はこれまでのプリキュアにもありましたし、前作『ひろがるスカイ！プリキュア』では異世界の鳥の妖精が変身する少年(男子！)プリキュア、異世界の赤ちゃん王女が変身するプリキュアも出てきましたが、赤ちゃん王女のプリキュアさえも変身時には一時的に中学生くらいの女の子に成長する、という設定でした。今回のプリキュア、「キュアわんだふる」は人間態になってもプリキュアに変身しても中身はガチの犬(笑)というとんでもない設定を貫いており、コメディ度の高さでは群を抜いた動物アニメとなっています。まだ10話ほどを越えたばかりですが、TVerで第1話と最新話は無料視聴可能、アマゾンプライム会員なら全話課金なしの視聴可能ですので、未見の方は第1話だけでもご覧ください。来年1月までの最終回まではどんな深夜アニメが出てきても『わんだふるぷりきゅあ』にはかなわないんじゃないかと思います。
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