飽きずに食べるピザ三昧 | 人生は野菜スープ~アエリエルのブログ、または午前0時&午後3時毎日更新の男

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元職・雑誌フリーライター。バツイチ独身。午前0時か午後3時に定期更新。主な内容は軽音楽(ジャズ、ロック)、文学(現代詩)の紹介・感想文です。ブロガーならぬ一介の閑人にて無内容・無知ご容赦ください。


 本格的に寒くなった昨年12月以来、夜食はほとんどピザか肉まんかカップ麺で、比率としては2週・14日に6食はピザ、5食は肉まん(二個)、3食はカップ麺くらいです。カップ麺はさすがに2週に3食が限度で、ピザと肉まんは拮抗しますが、どちらも美味しくいただける(それを言えば深夜にすするカップ麺も美味しいですが)とはいえ、食べごたえはピザに軍配が上がります。子どもの頃からサンドイッチを始めに、チーズとハムとパンの食べ合わせに馴染んでいるからかもしれません。
 引っ越し以来、それまで住んでいたアパートの隣人だった、隣駅の友人と一緒に外食する機会も月に2回くらいに増え、自炊の節約よりお惣菜やお弁当、外食の節約の工夫に食生活が向いてきているからかもしれません。スーパーのお惣菜にもピザは並びますが、自宅で食べるピザは冷凍食品のピザ一択です。3枚入りで近所のドラッグストアでは通常398円、特売日には378円で売っており、税込み420円としても1枚当たりでは140円と手頃です。1枚当たり炭水化物35g、たんぱく質10g、塩分1.2g、カロリー260kcalは、平均的なカップ麺1食当たり炭水化物50~55g、たんぱく質6~8g、塩分4~6g、カロリー300~380kcalと較べても、低食塩(成人の一日推奨量は食塩6gです)・低炭水化物、低カロリーでありながら高たんぱくなのが頼りになります。
 これにもとより炭水化物のほとんどない生ハム2枚(たんぱく質3.5g、食塩0.5g、カロリー13kcal)を足し、さらにスライスチーズを2枚(たんぱく質6.5g、食塩0.5g、カロリー90kcal)を足すと、1枚当たり炭水化物36g、たんぱく質20g、食塩2.2g、カロリー約360kcalと、低たんぱく・低炭水化物・低塩分でカップ麺相当のカロリーが得られます。活動量の面では成人男性の一日カロリー摂取量がほぼ1800~2000kcal(牛丼3杯!)、女性で1400kcalと言われますが、病気療養中でしかも一日二食の身には、カロリー不足に陥らない程度で一日800~1200kcal、栄養素としては乳たんぱく、動物性たんぱく、植物性たんぱくの摂取はカルシウム必須上でしょう。トマトケチャップをかけていますから0.5gくらい塩分量が増えているかもしれませんし、吸い物か味噌汁にワカメの酢の物(いちばん手軽なミネラル・食物繊維源です)をつけていますから多少は塩分が増しますが、一日二食でナトリウム6gを越えることはないと思います。それにしてもふと考えると、ピザとか肉まん(点心)とか、雑多な食文化に助けられているのを実感せずにはいられません。それを言えば完全に日本発祥と言えるのはカップ麺なのは、それもまたありかなと思えてきます。
 ところで安易ながらピザと言えばイタリア、イタリアの国民的バンドと言えばバンコことバンコ・デル・ムトゥオ・ソッコルソで、セカンド・アルバム『ダーウィン (Darwin!)』(Ricordi, 1972、Italy#4)収録の激情バラード「75万年前の愛 (750000 anni fa...l'amore?)」は、デビューから晩年までルックスの変わらなかったロック界随一の巨漢にして、圧倒的な歌唱力を誇った看板ヴォーカリスト、フランチェスコ・ディ・ジャコモ(1947~2014)さんの歩行中の交通事故死と後任ヴォーカル加入を経ても、今なおバンコのステージ・レパートリーに欠かせない名曲です。『ダーウィン』はキング・レコードの「ヨーロピアン・ロック・コレクション」シリーズで日本盤が発売されるまでオリジナル盤が輸入盤店の壁に30万円のプレミア価格で飾られていた伝説的名盤で、アルバム自体の出来もプレミアに見合う内容なら、この「75万年前の愛」の初演収録で特に人気の高いアルバムです。アメリカのイタリア移民系バンド、レフト・バンクやラスカルズの名曲、エアロスミスの「ドリーム・オン」すらバンコの前では大人と子供ほどの格の違いを見せつけられます。1972年のスタジオ・ヴァージョンと、ヴォーカリストのジャコモさんの事故死4か月前の2013年10月のライヴ・ヴァージョンを引いておきましょう。