暖かな師走ですね | 遠い夏に想いを

遠い夏に想いを

アメリカ留学、直後の72年の夏に3ヶ月間親子でパリに滞在。その後、思い出を求めて度々訪欧。

 暮れになりました。暖かくて12月の初めから梅の蕾がほころびだしました。


梅


 もうクリスマスの時期になりましたね。昔はクリスマスなんて一般市民には関係のない行事でした。私が小学生のころ札幌にいましたが、街のお菓子屋さん(事実私の所も貸家だったのですが)にはクリスマスケーキなるものは売っていませんでした。


 近くの歯医者さんの子供が同級生で、その家庭がクリスチャンでした。クリスマスには彼の家に招待された記憶があります。


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 近所のアパートの玄関前に飾ってあるツリー。


 その後数年して街ではクリスマスのムードが強くなりました、大人になって一つ不思議に感じるようになりました。分厚い旧約聖書はありましたが、とても読み切る気力はないので、キリストが生まれたころからキリスト教が広まっていく時代について書いた本を多数読みました。新約聖書も3世紀の初めころ書かれたものです。


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 コロナで我が家では大きなツリーは飾りません。動物のクリスマスだぁ・・・・・・。


 でも何故クリスチャンでもない日本人がクリスマスを祝うのだろう?留学でアメリカに家族で滞在しているときに、アメリカ人の家族にクリスマスのディナーに招待されました。12月25日の正午です。日本人は24日のイヴにご馳走を食べますすよね。もう既に違っているのです?


 大ざっぱに言ってヨーロッパと北南アメリカがキリスト教ですね。アフリカ、中東、インド、アジア諸国はそれぞれの宗教を持っています。勿論例外もあります。しかしこれら一部の国では日本と同じでクリスマスを祝ってます。単に商業主義に乗せられいるのでしょうか?


 どうでもいいことなのです。現在の日本人は宗教心が希薄なのですから。キリストが生まれた日など特定されていません。12月になったのは昔の法王が冬至のある12月にしたためだと記憶しています。冬至の方が「新生」と結び付くからです


 だからただの年中行事の一つに過ぎないのですから、キリストやキリスト教に関係なく皆で楽しめばいい

のです。