ブラームスの1番、これで最後の曲になるかな? | 遠い夏に想いを

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アメリカ留学、直後の72年の夏に3ヶ月間親子でパリに滞在。その後、思い出を求めて度々訪欧。

 ヴィタリのシャノンヌを終わらせました。イタリアバロックの名曲で、ストラディバリの活躍したイタリアのクレモナで開かれるトリエンナーレ(3年に一度行われるヴァオリン制作者のコンクール)で、作品の試奏に使われる曲がこのヴィタリのシャコンヌです。

 

 ヴィタリのシャコンヌの後半と終曲
ヴィタリ

vitali/ オイストラフ


 学生時代の若い頃にこの曲を遊びで適当に弾いていましたので、何とか弾き終わることができました。ただオクターブの重音を弾く時は左手の人差し指と小指で演奏するのが普通ですが、人差し指と薬指を使って弾きなさいと先生に言われ、手の小さい私には大変でした。


 この次の曲は何にしようかと迷いましたが、ブラームスの1番のソナタにしました。この曲は「雨の歌」と副題が付いております。3楽章のテーマが歌曲集「雨の歌」に使われているものと同じらしいのです。ただブラームス自身はこのソナタに「雨の歌」と付けていません。後世の誰かが付けたのでしょう。

 

 ブラームスの1番のソナタの1楽章

ブラームス

 譜面は一見易しそうに見えますが、4/6拍子と余り使われていない拍子と結構転調が激しいので弾きづらい曲です。私も歳ですから何時まで弾けるか判りませんが、何とか頑張ってみようかと思います。