レークファーレンでの想い出 | 遠い夏に想いを

遠い夏に想いを

アメリカ留学、直後の72年の夏に3ヶ月間親子でパリに滞在。その後、思い出を求めて度々訪欧。

 もう45年も昔のことになるが、アメリカのミネソタで留学生活を送っていた。70年代の初め頃はアメリカの景気が悪く、夏休みになっても留学生はキャンパス外ではバイトが許されなかった。


 そんな夏の一日、州都セントポールの西のレークファーレンと言う小さな湖に出かけた。海のないミネソタで泳ぐ場所といえば数え切れない程ある湖しかない。年寄りに言わせると「昔はどこの湖でも泳げたね。今じゃ水が汚れて数少なくなったよね」と渋い顔をする。


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 レークファーレンはまだ泳げた。水は冷たいが私と息子は水に入り、ママは芝生で日光浴となる。ここの対岸にはモランさんという学生の指導員をしていた大学の先生が住んでいた。一度お邪魔したが立派な家だった記憶がある。モランさんはそれ以前に日本で西部のアイスホッケーチームでプレーヤ―かコーチをしていた。私にも記憶があった。


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 とにかく楽しい水辺のひと時だった思い出がよみがえって来た。