イギリスの田舎の風景 | 遠い夏に想いを

遠い夏に想いを

アメリカ留学、直後の72年の夏に3ヶ月間親子でパリに滞在。その後、思い出を求めて度々訪欧。

 20年位前にイギリスの中東部を旅しました。友人がお母さんが亡くなって、住んでいたロンドン郊外から田舎に移り住んでいたからでした。


散歩

 彼は私が大学生の頃かの友人で、日本をこよなく愛していました。当時外国人は殆どいなくて、日本に住んでいる外人は大抵「変な外人」と呼ばれていることが多かったのです。普通の日本人よりも日本人的で、例えば3時頃のまだ空いている銭湯に行って湯につかったり、神田の古い酒場の暖簾をくぐり、ぬたを肴におちょこで酒をたしなんだり・・・・、とにかく愛すべき変な外人でした。


 その後イギリスに戻り、ロンドン郊外で両親と暮らしてました。この頃にも2度ばかり訪れています。その後田舎に越したって連絡があり、出かけて行きました。この辺りは鉄道も廃線になり、車での移動しかできません。


 ターナーと並んでイギリス19世紀風景画の絵画史に燦然と輝くコンスタブル。彼の生まれ故郷、サフォーク州にあるコンスタブル・カントリーにも行きました。


 そんな楽しい数日を過ごした後に、ロンドンまで電車で行くために、新設されたガトウィック空港駅に車で行きました。描いたのはその途中の景色です。穏やかな田舎の家々が並ぶ道を母と子が犬を連れて散歩しています。昔を思い出しながら筆を進めました。



Viosan の「ミネソタの遠い日々」

家族でアメリカ留学の記録です。




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