東京はひ弱な街? | 遠い夏に想いを

遠い夏に想いを

アメリカ留学、直後の72年の夏に3ヶ月間親子でパリに滞在。その後、思い出を求めて度々訪欧。

 日本は雪国か、雪国ではないのか?冬になると考える。北海道、東北、甲信越、福岡までの日本海側の地域、大なり小なり雪国だ。


 この地域の人達にすると、東京はなんとひ弱な街なんだろうって思うだろう。昨日、昼から振りは始めた雪が20センチ以上も積もり、白銀の世界と化して、都心では大騒ぎとなった。


花壇

積雪

畑

夕焼け

 若い頃札幌に転勤していた。ある朝起きたら玄関の扉が開かない。現在は玄関の作りが違うが、当時は玄関を開けようとしても外の雪が積もって開かない。日本の玄関は家の中側に開くのではなくて、外に開く方式だから、大雪が降ったらドアが開かない。一晩で60センチも降ったのだ。ベランダも雪と氷で開かない。


 郊外の一軒家に住んでいたから、やっと玄関を開けても、雪が多くて車を出せない。除雪は自分たちでやるしたない。会社に出勤する前の大奮闘。


 後年アメリカのミネソタ州立大学に留学したが、まさに雪国の州だ。雪は少ないが、ある冬にマイナス40度になった。人間の住めるところではない。


 雪国に住むと、雪と寒さに覚悟を決めて冬を迎えるのである。多分そこが東京と雪国に住む人達の差だろう。




 Viosan の「ミネソタの遠い日々」
1970年に私たち夫婦・子供連れと言いテルでミネソタ大学(University of Minnesota)へ留学した記録のホームページにもどうぞ