ただ食いに気が付かず? | 遠い夏に想いを

遠い夏に想いを

アメリカ留学、直後の72年の夏に3ヶ月間親子でパリに滞在。その後、思い出を求めて度々訪欧。

ぶどう房  昨日ひどい雨の中、東京の方南町のイタリア・レストラン「葡萄房」へ行きました。


 10年以上前からここで催されている室内楽のプライベートな音楽会です。奏者は日フィルOBを中心としたカルテットのグループで、妻のノッコがトラで出ている昭和大学オケを指揮しているビオラ奏者や親交のあるプロのチェリストなどで、我々とは仲のいい人達です。


プログラム  曲目はモーツアルトとブラームス。モーツアルトの小気味よさやブラームスの重厚な音が流れるいい演奏でした。


 終わって帰り際に奏者に挨拶したり、談笑したり、来場者の中には知り合いもいたりして何気なく店を出ました。新宿で丸ノ内線から小田急線に乗り換えたのですが、突然妻が「お金払うの忘れた!」と叫びました。引き返すのには時間がかかるし、息子のチャオと夕食の約束があったので、成城学園前駅で待ち合わせしていました。仕方なく次の日に銀行振り込みで処理しようと決めました。


 レストランなどで支払いをしないで出てきてしまったのは初めてです。正に無銭飲食ですね、いや有銭飲食かな。

エレーヴ  息子と成城学園前駅で落ち合い、駅ビル二階のレストランに行き、牛頬肉のシチューを頼みました。しかし一向に出てこないのです。気の短い人なら諦めて帰ってしまいそうなくらい長い時間です。やっと出て来たら、これが美味しこと、この上なしなのです。


 「デザートは如何しますか?」との給仕の声に、「私はカプチーノ、奥様はブレンドコーヒー、それからこちらはカプチーノのアイス」

「えっ、カプチーノのアイスってあるの?」


 給仕も「それはちょっと・・・・」と言葉を濁す。「だってメニューに乗ってるよ」と給仕に見せた。彼は「ちょっとお待ちください」と言って厨房へいく。「出来なきゃ、アイスコーヒーでいいよ」と叫んだ。若い給仕と飲み物担当の女の子と三人でひそひそとやっている。暫くして出て来たのは氷にミルクとその上にコーヒーが乗ったカプチーノとは似て非なる代物だった。


 「もおうカプチーノのアイスなんてメニューから削除しておいた方がいいよ」と忠告して店を出た。

 今日は変てこりんな一日でありました。


 Viosan の「ミネソタの遠い日々」
1970年に私たち夫婦・子供連れでミネソタ大学(University of Minnesota)へ留学した記録のホームページにもどうぞ