結婚してウン十年、誕生日や結婚記念日にはレストランなどへ行って祝うことがありましたが、ケーキを買って祝ったことは記憶にありません。そこで今年は台風も来るので外出も出来ないし、ケーキで祝うことにして、ケーキを買いにFLOに行ってきました。
道を歩いていたら、古い家の庭に茶色の身体の重そうなニャンコがうずくまっていました。いつもの白黒のニャンコみたいに愛相はよくなく、そのうちゆったりと立ち去って行きました。
FLOの女店員は「何かのお祝いですか?」って訊くので、「ええ、妻の誕生日なんです」と答えたら、「小さなプレートにメッセージを書いては如何ですか」と言う。申し込み用紙に書いて、暫くすると「簡単ですが、無料です」。余り色気もないプレートだが、無いよりはましだろう。
昔、パリから進出してきたレストランという触れ込みで、原宿の表参道から少し入ったところにFLOの店がオープンした。今は店はないが、その頃一度入ったことがあった。もともとパリでもブラッスリーだから庶民的なレストランである。
「ローソクは如何ですか?」との問いに、「いや、結構です」と答えた。何十本もローソクがいるからなぁ、とは言わないが、シンプル・イズ・ベストなりだ。
Viosan の「ミネソタの遠い日々」
1970年に私たち夫婦・子供連れでミネソタ大学(University of Minnesota)へ留学した記録のホームページにもどうぞ