先日、物置き場と化していた半地下の部屋を整理していたら古いワインが出てきました。1975年~1990年位の間ワインに凝ってボルドーを中心に集めていたことがあります。常時80本位あったのすが、殆どは赤ワインで、白とかロゼなどは数本でした。ボルドーと言ってもブルジョワ級がグラン・クリュの2級から5級位までです。酒飲みではないので本数は減らなかったのでしょうか。
この半地下は真夏の一番暑い時には25度以上になるのでワインの貯蔵場所としては不向きでしたから、自然と本数が減って行き、数年前に、フランスの友人が学会に参加するために東京に来た時に土産に持ってきたボルドー地区の甘口白ワイン、サント・クロワ・デュ・モンを発見、10年位経っていましたが、リキュールのように甘くて濃厚なワインになっていました。これで全部無くなったと思っていました。
ところが整理の最中に出てきたのがロゼワインが一本、TAVEL ROSEでした。ヴィンテージが1990年とあるので、24年も前になります。TAVELが24年も保存出来るワインかどうかは知りません。おまけに場所の環境も悪いし。しかし澱もなく、赤に近い綺麗なロゼの澄んだ色が美しい。封を切るのが楽しみです。
TAVELはローヌ川のアヴィニィヨンの近くにある地区でロゼではフランスでも有名です。高い酒ではなく当時でも2千5百円から3千円くらいでした。
ワインは古い方が高いという訳ではありません。ボルドーの77年と80年では80年の方が高い。77年は不作の年でしたから、価格も安い。74年は大凶作の年で高級な銘柄は軒並み値を下げました。だから豊作の当り年を覚えておくとワインを買うときには便利ですよ。
ボルドーはイギリス人が育てたって本当なの?昔、昔のその昔、ボルドーの辺りはアキテーヌ公の領地でした。その娘がフランス皇太子と結婚し、直ぐに離婚されてしまう。次に彼女はイギリス皇太子アンリと結婚、後に彼はヘンリー2世となり、アキテーヌは英国領になった。このアリエノール姫は英仏間の百年戦争の原因を作っちゃった訳だ。元々イギリス皇室はフランスのノルマンディー地方から1066年にやって来てイギリスを征服したフランス人なのです。高校生の皆さん、歴史の勉強は面白いと思うんだけどな。
以前妻の友達のイギリス人で証券マンの男性が友達数人と夕食会にやって来ました。この時もワイン談議になり、「ワインはブルゴーニュの方がピノ・ノワールだけしか使ってないから年の当り・不当りが判り易いよ」と言う。ボルドーのワインは3種類のブドウの混合だから、不作の時はブドウの混合比を変えてワインにする。だけどブルゴーニュも結構高いので、つい敬遠してしてしまう。
Viosan の「ミネソタの遠い日々」
1970年に私たち夫婦・子供連れでミネソタ大学(University of Minnesota)へ留学した記録のホームページにもどうぞ