ラウル・デュフィ展に行ってきました。デュフィ展は以前に何度か開かれて、見に行った記憶があります。デュフィは19世紀後半から20世紀中頃までいた人で、大好きな画家の一人です。渋谷の「ぶんかむらのザ・ミュージアム」でも以前に開催されています。
ちなみに前に載せたバルテュス展も1994年、今から20年も前に、東京ステーションギャラリーで見たのを思い出しました。
絵の展覧会の入場券を全部保存しておく癖があります。1990年頃からのものが120枚以上あります。それ以前のものは保存していませんが、当時はデパートの美術館が結構ありました。今では殆どなくなりましたが、例えば、池袋の東武百貨店にあった東武美術館など、静かで落ち着いたいい美術館でした。残念ながら今はありません。
今回のデュフィ展には鉛筆やペンや木炭などのデッサンと水彩画と版画が40点以上含まれています。水彩画などは水張りして乾かない内に、まるでフレスコ画の壁画を描くよに、絵筆を素早く走らせるとう手法で描かれていますから、絵に素晴らしい躍動感と表情を与えています。
セーヌ川の河口の街、ル・アーブルの音楽愛好家の家庭に育ったデュフィの絵には音楽家へのオマージュ(尊敬)とかオーケストラの絵とかあり、洒脱な絵とともに澄み渡った小気味のいいフランス音楽が聞こえてくるようです。
Viosan の「ミネソタの遠い日々」
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