菓子屋の息子が菓子を買いに | 遠い夏に想いを

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アメリカ留学、直後の72年の夏に3ヶ月間親子でパリに滞在。その後、思い出を求めて度々訪欧。

きなこもち02  チョコレートはヴァレンタインに関係なく毎朝のコーヒー・ブレイクにつまんでいます。時々買ってくるのが、この「きなこもち」(チロルチョコ本舗)。何とも言えない味と食感で病みつきになっています。


 子供が小さい頃に「一人でお使いに行くんだ」と言って近くのスーパーでチロルチョコを買って来たのを思い出します。チロルチョコが出している製品ですが、もちグミをきなこチョコでくるんだ、キャラメルのようなチョコのようなお菓子です。


きなこもち01

 私は札幌の時計台の直ぐ近くで生まれました。時計はいらなかった。窓を開くと時計台が見えたから。今はビルが建ち並び影が薄くなりました。旅ブログを書いていた女性が札幌旅行に行き、時計台の前に立った時の感想「世界一がっかりな観光名所」と評しましたが、正にそうですね。昔は夜になると1キロ四方に時計台の鐘の音が響いていました。車が殆ど通らなかったんですから。


 戦前、ここで父が菓子屋をやっていました。自分で作ったり、仕入れたりしていました。菓子屋の子供っていいなって思われるかも知れません。しかし、私にとってはさほどいいことではなかったのです。


 6歳位だったでしょうか、ある日、父に小銭をねだりました。「何を買うんだい?」と父。口をもごもごしながら、小声で「お菓子を買う」と言った。「馬鹿もん!菓子なら店に沢山あるだろう」「でも・・・沢山あっても・・・」 もじもじしていると、父は意味が判ったのか、黙って小銭を渡してくれました。勇んで近くの駄菓子屋に飛んで行ったのです。


 お菓子を食べる喜びよりも、お菓子を買う楽しみを味わいたかったのでしょう。スーパーなどのお菓子コーナーで小さな子供が駄々をこねているのを見かけますが、そんな経験は私には全くありません。


 話は違いますが、ご存知のように、いまソチで冬季オリンピックが開かれていますね。メダルを取った選手の中には子供の頃から熱心に訓練をして来た人が多いですね。楽器をやるとか、歌舞伎役者になるとか、スポーツ選手になるとか、肉体とか、感を鍛えるのに小さい時からやらなければ物になりません。


 私は雪国生まれですから、物心ついた頃にはスキーを履いていました。小学6年生の時には市内の小学校が合同でスキー大会を開催しました。私は運よく回転競技の選手に選ばれ、授業も一時期免除されて練習に励みました。ところが大会の数日前に練習中に骨折し、大会には出られませんでした。今でも時々古傷が疼きます。それ以来スキーは遠のいてしまいました。小さい時から何か楽器をやっていればと思うのは無理ですね。当時は環境が許さなかったですから。


 Viosan の「ミネソタの遠い日々」
1970年に私たち夫婦・子供連れでミネソタ大学(University of Minnesota)へ留学した記録のホームページにもどうぞ