セントポール通りを南に向かって歩いた。シャトー・ラムゼイ博物館という小さな博物館の前まで来た。しかし、今日は月曜日だ、休館日で閉まっている。
18世紀初めのモントリオール総督の私邸だったところで、その後も歴代の総督の私邸として使用されてきた家らしい。アメリカ独立の頃、凧と雷で有名なアメリカのベンジャミン・フランクリンもここに滞在したそうだ。
当時の家具、調度品がそのまま残っていて、当時の上流階級の生活ぶりが偲ばれるそうだ。アメリカ大陸のどの街にもある17世紀から18世紀の建物を博物館にしたもので、ミネソタのセントポール市にも同様な建物が記念博物館として保存・公開されていた。
ここはモントリオール市庁舎の前にあり、振り返ると19世紀後半に建てられた市庁舎の何やら古い佇まいが目に迫ってくる。火事で大半が焼失したのだが、20世紀に修復されたらしい。
日も暮れてきたので、通りの坂の中腹の喫茶店に入り、テラスの席で一息入れた。今日は歩きっぱなしでくたびれた。ここから市庁舎の建物やセントローレンス川を眺めながら、はからずもカナダとフランス系移民との話になった。
Viosan の「ミネソタの遠い日々」
1970年に私たち夫婦・子供連れでミネソタ大学(University of Minnesota)へ留学した記録のホームページにもどうぞ