ロマンチック街道 - 027 | 遠い夏に想いを

遠い夏に想いを

アメリカ留学、直後の72年の夏に3ヶ月間親子でパリに滞在。その後、思い出を求めて度々訪欧。

 今日は朝から小雨が降り、9月の中旬で、7時半だというのにまだ薄暗闇だ。肌寒い。風体の怪しい男達がうろうろしている駅前通りを、荷物を引きながら急ぎ足で進む。今日は月曜日なので、勤めに出掛ける人達がちらほらいるだけ安全だ。


遠い夏に想いを-バス停  駅前のバス停が乗り場と指定されている。まだ誰も来ていない。私達が一番乗りだ。バスはまだ来ていない。5分ほどして、初老の日本人の夫婦がやって来た、男性は旅馴れた感じだが、女性の方は殆ど口を利かない。定年を機会にドイツ・オーストリアを夫婦で廻ると言う。ミュンヘンではオクトバー・フェストを楽しみにしているらしい。







遠い夏に想いを-バス01

 出発の10分前に、やっとバスが来た。白塗りの車体に『Touring』と大きくロゴが書いてあり、前と真ん中にドアがある。運転手と女性のガイドが下りて来た。運転手は背丈が小さく気のいいフランス人タイプ。ガイドはやはり小柄で英語が流暢である。そして、こまめに働きまわる国籍不明の女性だ。


 バスは小雨の中を走り始めた。中部のフランクフルトから南のミュヘンまで350キロくらい走るのだから、天候は晴れてくるだろうとの勝手な想像をしたが、あっさり裏切られ、ミュヘンに着くまで殆ど小雨が降り通しだった。


 Viosan の「ミネソタの遠い日々」
1970年に私たち夫婦・子供連れでミネソタ大学へ留学した記録のホームページにもどうぞ