日原と川乗の上流域では沢登りに苦労したので、翌日は川幅の狭い源流域に行ってみることにした。場所は先日登山で行った大丹波川である。
大丹波川源流域は人もいないし、景観も最高なのだが、放流してないので初心者が釣果を望むのは難しい気もする。
しかし、美しい源流域には「まさにこんな感じだ」というようなポイントが次々にあり、沢登りをしながら毛針を投げ込むのが楽しかった。のだが、源流域は両側の斜面から枝がたくさん張り出していて、ぼんやりしてるとすぐ引っかかる。
川の脇ではところどころでニリンソウが群生し、エイザンスミレやナガバノスミレサイシンもたくさん咲いていた。帰り道は、木に詳しい田中さんがいたので、冠水頻度の高いところにチドリノキ(カエデのなかま)やサワグルミが多くあり、カツラやアブラチャン、サワシバにクマシデ、ウツギなど次々と樹名を言ってもらい、少しずつ沢沿いの樹木のイメージが分かってきた。
魚は10匹以上姿は確認したが、3人ともあたりはなかった。ラインがひゅっと上空を飛んだだけで魚はさっと逃げる。春から初夏にかけてはフライフィッシングでいうとメイフライ(かげろう)の季節。浮かせた毛針にイワナやヤマメがライズするのは毛バリ釣りの大きな醍醐味だが、我々の技術はまだそこに全く及ばない。釣れたとしても、当分はまぐれか、魚の方のミスであろう。
日時:2017年4月26日
場所:東京都奥多摩町大丹波
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翌日は大丹波川へ
沢沿いに多いチドリノキ(カエデのなかま)
サワグルミ(食用の実がなるのはオニグルミ)
サワシバ(沢沿いにはシデも多い)
準備完了
いいポイントがたくさん しかし釣れない
ヒトリシズカ群生
ミヤマエイレンソウ
ヤマエンゴサク
釣果はなし
カツラの葉
ミツデカエデ
クマシデ
ウツギ
モミジイチゴ
ヌルデ
コクサギ
海沢のカフェレストランSAKA
秋川牛のハンバーグを食べて帰る




























































































































































