素晴らしい養鶏場だった。鶏が走り、飛び回り、ぷりぷり卵を産んでいく。嶋崎さん家で育てられる土佐ジロー(※)の卵は、都会のスーパーで売られている卵の何倍かの価格になるが、本当にいいもの、安全なものを生産するのは労力がかかる。
清潔な鶏舎で感じるのは、嶋﨑さんが鶏をとことん思いやっていること。人間も、不潔な家やトイレは心地悪く、食べ物も安全で新鮮なものを食べたい。ここでは、鶏たちが走り回る鶏舎にヒノキの屑などが敷かれて気持ち良さそう。
土佐ジローの卵は鶏の成長に応じて色も形も不揃いなところが可愛い。米や野菜と同じく、自然に育てていれば虫が葉っぱを食べたり形がいびつだったりする。
安全でいいものを求める風潮は次第に高まってきたように思えるが、まだまだ、こうした真摯な仕事の状況は厳しい。しかし、嶋﨑さんの仕事は、若者が「自分も養鶏をやってみたい」と思わせる魅力にあふれていた。嶋﨑さんは苦心を重ねながら、未来の先駆けになっているように思えた。
※土佐ジローは高知県が県をあげて開発した品種。天然記念物でもある土佐地鶏とアメリカ原産ロードアイランドレッドを交配してつくられた一代雑種(F1という、F2、F3、F4…と何度も何度もかけあわせていくと、人間に便利な品種が出来上がっていく)。ジローの名は地鶏の「ジ」とロードアイランドの「ロー」をつなげたもの。F1品種のため地鶏の性質が色濃く、動きもはげしく、けんかもしばしば。
嶋﨑さんとこの土佐ジロー紹介ページ
http://www.shimanto-towa.com/blog.php?ID=461
卵かけご飯に最高の土佐ジローをご所望の方は電話にて
可愛らしいパッケージは贈答用にも最高です! 連絡先↓
http://kouchi.lin.gr.jp/2009/2009_12_December/shimazaki_hiroko_youkeijo.htm
嶋﨑養鶏場ホームページ
http://tosajiro.jp/index.html
日時:5月10日
場所:高知県南国市
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
里山の一年 生き物いっぱいのパノラマ絵本
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
「田んぼの一年」「雑木林の一年」に続き、
「畑の一年」が小学館より発売中!
人の暮らしと自然の繋がり。生き物がいっぱい登場します。
http://www.amazon.co.jp/%E7%95%91%E3%81%AE%E4%B8%80%E5%B9%B4-%E5%90%91%E7%94%B0-%E6%99%BA%E4%B9%9F/dp/4097266411
可愛らしい卵たち 部屋ごと(成長ごと)に分けられている
大きさはいろいろ

お世話になった上に頂いてしまった(汗)
親切で熱かった嶋﨑さんと