生き物や自然に関する仕事で多岐に渡って活躍されてる阿部浩志さんの生き物観察会 in 飯能。いつものことながら、これがすごいのです。
この日は、里山エリアから標高1000m弱の山地帯を巡ったが、見たかったオニクワガタやタゴガエルに出会えたほか、カモシカ(3頭)ノウサギ(2羽)アナグマ、シカ(およそ20頭)、さらに見事に上空を滑空するムササビもあらわれた。
一方、それら生き物たちにも匹敵して印象的だったのは参加している皆さん・ヒト。この日は、自然関係の著名な作家さんや研究者の方々が参加されていたのだが、そのプロたちの動きのすごいこと。私は研究者や専門家ではないから、いつも素人目線のゆるい観察をしているが、自然関係のプロは動きが全くちがう。まず(そこかしこでネタを見つけてしまうので)歩みがとにかく遅い。しかし、好機をとらえると、猛烈に穴を掘りだしたり、「ええっ、そこへ!?」という場所にも躊躇なく突き進み、目的物をみつけた時の写真撮影も、これでもかというくらい執拗である。渓畔林の斜面でガロアムシを探している姿など、人が見たら遺跡発掘者か変質者かと思うであろう(笑)
この日は朝9時半にスタートし、終了した時はすでに電車の終電間際であった。色々な意味で素晴らしい体験だった。
また、この日参加されていた「しでむし」という絵本で著名な館野鴻さんが、まさにこの日、「つちはんみょう(偕成社)」で小学館児童出版賞を受賞された。完成までに10年近くかかるという渾身の一作、素晴らしいです。
「つちはんみょう(偕成社)」
https://www.amazon.co.jp/つちはんみょう-舘野-鴻/dp/403437070X
日時:2017年9月14日
場所:埼玉県飯能市
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里山の一年 生き物いっぱいのパノラマ絵本
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「田んぼの一年」「雑木林の一年」
「畑の一年」が小学館より発売中!
人の暮らしと自然の繋がり。生き物がいっぱい登場します。
ホームページ:tomoyamukaida.com
飯能市某所をスタート
カメムシタケ
チョウセンカマキリ
スジクワガタ
ヤマアカガエル
モモンガもいるという某神社へ移動
セグロアシナガバチ?
標高700m付近
動きが早くなるプロたち
サワガニがいた
何ヒルだったか忘れてしまった
ガロアムシを探す
オニクワガタ
ブナ帯に生息する
源流に近づく
ぷっくらしたタゴガエル
きれいなロクショウキン
源流地点
夜に某神社へ
ムササビの眼が光る
名前忘れた
翅が美しい蛾に沸き立つプロたち
若いカモシカ発見
このあと、成獣も赤ちゃんも発見
そして、座布団のようなムササビも飛行