前田敦子とグーグル | 元広島ではたらく社長のblog

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六本木ヒルズや、ITベンチャーのカッコイイ社長とはいきませんが、人生半ばにして、広島で起業し、がんばっている社長の日記。日々の仕事、プライベート、本、映画、世の中の出来事についての思いをつづります。そろそろ自分の人生とは何かを考え始めた人間の等身大の毎日。

AKB48の前田敦子さんが、AKB総選挙に関して重大発表。


昨日の全国紙の一面ぶち抜きで、こんな広告がでていたようだ。前田敦子さんは、人気絶頂のAKB48の中心メンバーにもかかわらず、先ごろ卒業を発表したことは、あまり興味が無い日本人でも知っていること。

AKBの総選挙は、その後の仕事にも影響が出る仕組みなので、当然辞退するであろう、けど、それが重大発表なのか?何かほかの事を言うのか?


新聞紙面の端っこに Google YouTube の文字が見える!


なるほど。


新聞、1面広告は数千万円の費用が発生。わざわざ、辞退することを発表するのにこんなにお金かけるのか?という疑問は、Googleが絡んでいるということで、解けた。


先日も、Googleのアメリカの幹部の退職がネットで話題になっていた。SNSで、フェイスブックに大きく水をあけられたGoogle。自前のSNS、Google+(グーグルプラス、”ググタス”という愛称で広めたいらしい)の巻き返しに躍起になっている。ひところの勢いにかげりがあり、さらに、規約を一方的に変更して、世界中のユーザーをと惑わせているGoogle。自分のために使える時間、といった昔の社風が損なわれている、というのが、その退職した幹部の理由。


ここ日本でも、”ググタス”布教にAKB48を使っているGoogle、前田敦子さんに重大発表をてこに、加入者を増やすという腹積もりだろうか?


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結局、発表内容は、総選挙の辞退。インパクトはない。


実は、前田敦子卒業こそ、昨日の時点でする発表内容だったのでは、というのは、うがった見方か?

前田敦子は、YouTubeでなく、直接ファンの前で発表したのはせめてもの反抗だったのか?


と考えると

卒業発表以降、あまりすっきりしない表情の前田敦子 → 自分がだしに使われた悔しさ。

秋元康の投げやりコメント → 太田プロ、Google提携の仕掛けが前田敦子に骨抜きにされた無念さ。

と説明できないだろうか?


世の中、誰かが、お金を稼げる大きな仕組みを作っていて、結局、その中で、お金を巻き上げられている。握手や、選挙の権利のために、同じCDを何枚も買う人間も、フェイスブックやGoogleのビジネスに巻き込まれている人間もみな同じ。一夜にして”集金マシーン”と化したAKB48にも、さまざまな香具師が群がっていることだろう。結局、その大きなお金の流れに、踊らされている人間と、躍らせている人間の違いが格差を生んでいくのだろう。踊らされている人間になりたくないものだが、こんなブログを書いている私は、確実に踊らされているほうだな。


ここんとこ、毎日のようにTVで見かける前田敦子さん。なんだか悲しそう。

単純に卒業を悲しんでるだけでは無いような気がする。

彼女の名前を最初に聞いたときは、戦国武将のイメージが頭に浮かんだ。信長配下の前田利家と、信長が愛した、「人間50年・・・・」で知られる幸若舞「敦盛」と、広島カープの武人、「前田智徳」・・・・


芸能界で生きる以上、自分の意に染まぬことは多々あるかもしれないけど、「己を貫き通せ前田敦子」遅ればせながら、応援するぞ!