谷間のユリ 2 | On the Field's table

On the Field's table

OLから花屋「Field」をオープンして早25年!山あり谷あり花ありありの毎日。
ウマウマな花と食はFieldのテーブルから生まれます。

東京文京区にある花屋

「Field」のさいとうです。

花はもちろん、美味しい食べ物や

Fieldのテーブルから生まれる

色々なことを綴っていきます。

 

                     (テッポウユリ)

ユリ が敬遠

(それもどうも若いフローリストに)されていると聞いて

びっくり!してしまったワタシ…。

突如として

「ユリ普及大使」に立候補しちゃった気分。

 

まぁ花は嗜好品だし

ワタクシごときが何を喚いても、とも思うけど…。

このままでは

「ベテラン花屋」と「若きフローリスト」の

谷間にユリがはさまっちゃって

ユリが使われなくなっちゃうかも??

まさに 谷間のユリ!

 (注意:英名Lily of the valley は

スズランのことです。

 ここでは単にコトバアソビで使っていますので

あしからず…)

 

ユリは大きく分けて

花が大きな、カサブランカに代表される

オリエンタル・ハイブリット系と

もう少し小型なスカシユリの仲間があって

どちらもどんどん新しい品種がでてきてるの。

 

例えば

八重咲きとか

ものすご~く大型のものとか

色のバリエーションもどんどん広がってるし

お客さまにアプローチするにも

面白いと思うんだけどなぁ

 

食わず嫌い、ってことないかしらね…、ユリ。

 

むか~しからお馴染みのテッポウユリも

一種類でまとめたら、

花自体に奥行き感があるから

それだけで、とっても!

陰影のある組み合わせに見えない?

エレガントな雰囲気が香りとともに写ってるみたい

(て、自画自賛、しすぎ?)

 

時にはこんなふうに

花びらを一枚づつ外して、

ワイヤーかけて、再構築して

「この世にない花」だって作れちゃう。

            (LAユリ ロイヤルトリニティなど)

「寂しげなイメージ」っていうけど

白ばっかりじゃなくて花色だって豊富。

上を向いて咲く品種もたくさんあるしね。

 

花粉は咲いたらすぐにとれば問題ないわよん。

 

下の写真のスィートメモリーや

笹ユリ、乙女ユリ は

花粉がチャーミングだと思うから

つけたままで飾るけど。

              (スィートメモリー)

花同士がきゅっと詰まったアレンジに向かないなら

花と花の間に風が通るような、

ゆったりした生け方はいかがでしょ?

 

                        (オラニア)

花は嗜好品、お好みだから

嫌いなら嫌いでいいんだけど。

でも

なかなかどうして、

素敵な花だと思うんだけどなぁ~。

 

なんとなくのイメージだけで

オシャレ系の花屋さんから

ユリが消えちゃうのはちょっと寂しい。

 

折しも今はユリのシーズン。

ユリは一年中ある花だけど

この時期にしか

お目にかかれないユリもたくさん。

笹ユリ、乙女ユリ、山ユリ、

スィートメモリーに竹島ゆり…。

きっとお好みのユリがみつけられる

いい時季だと思うわ~。

 

花屋さんでユリを買ったら

問題視されちゃう花粉は

花が開いたらすぐにとってね。

指ですっと抜けばすぐ取れます。

ポイントは花が開いたらすぐ取る、ここね。

時間が経つと、花粉自体も咲く、

というかもふもふになって

手が汚れます。

ウチにいたスタッフの子たちは

今や花と関係のない仕事をしていたとしても

咲いたユリに花粉がついていると、

それがレストランやホテルに

ディスプレイされている花だとしても

花粉を取りたくて、取りたくて悶絶しちゃうらしい。

職業病?の名残ね。

 

ユリの旬だもの。

ユリ、飾ってみてくださいね。

 

ブログランキングに登録しています。

よろしければぽち!とクリックお願いします。

みなさまの ぽち! とっても励みになります。

本当に嬉しいです。

本日もぽちぽち!とお願いします!

 

ぽち!はここ、↓このマークです。

にほんブログ村 花・園芸ブログ 花のある暮らしへ
にほんブログ村

 

ふたつのランキングに登録してるので

こちらの↓ ここも。お手数おかけします!


人気ブログランキングへ

 

今日もご覧いただきありがとうございました。

 

 

『花時間』は株式会社KADOKAWAの登録商標です。