アウトドアで感じる寒さは都会のそれとは違い、心地が良い。
20代前半の頃、雪の積もる真冬で何故かテントから足を出しながら寝ていた事があるが
あの時の寒さに比べればこの程度は「寒い」というカテゴリにすら入らない。
今では、逆に足が出てしまう様なテントなど、市場で入手する事の方が困難ではあるが
当時は高くて買う事もできなかった「焚火台」なんてものも今は装備しているため
ここ数年、キャンプにおいての極寒を感じる事は少なくなってきた。
この季節、この焚火台は必須で、一通りサイト設営を終え、
アルコールを片手に、軽くつまみを食いながらこの焚火を囲むスタイルが
もはや定番になりつつある。
やはり外での食事は最高だ。

という事で、この日は穏やかな高麗川が流れる「裏」巾着田へ再び足を運んでみた。
実はこの裏巾着、夏場に一度BBQをしに車で乗り入れようとしたことがあったのだが
その時は入口にバリケードが張ってあり、入場を自粛したことがある。
その後何度か、通常の表巾着でキャンプをしていた際にも、こちらを見ることがあったが
キャンプはおろかBBQを愉しむものもいなかったため、「エリアの封鎖」とばかり思っていた。
今回、改めて、この裏巾着は利用していいのかいけないのかを調べてみることに。
また、利用範囲はどの程度なのか、(デイキャンプはいいけど、テントを張っての宿泊はNGなのかなど)
その辺が私の中でいまいち曖昧だったため、この地では一度もテントを張って宿泊したことがない。
※だいたい宿泊は表の方で500円を払って公式に遊んでいる。

看板の情報+地元の方々に色々と聞き込みを行った結果、
このサイトには下記のようなルールが設けられていた。
・4月~10月の間のみ車の乗り入れが禁止。
・午後8時以降の河川敷でのBBQは禁止。
・↑とされているが、4月~10月以降は、宿泊しているものもいる。
また、地元住民の話によれば上記の時期を外せば「宿泊もOK」とのこと。

ならば、8時以降使用禁止の看板を外してくれとも思ったが
確かに、8時を過ぎても普段設けられているバリケードが張られていない。
OKなのか?(笑
しかし、この日は、焚火とダッチオーブンでの料理が目的だったため
テントもタープも張らずにまったりデイキャンプ。
8時以降の公式滞在と宿泊についての詳細は次回。


寒い冬は暖かい汁ものが欲しくなる。
どうしてもキャンプで食すものは肉類などの固形物が多くなってしまうので
やっぱりここは外鍋の出番。
直売所で購入した巨大なしいたけも酒のつまみに良く合うが、
やはり寒空の下でいただくとんこつベースの水炊きは格別だった。
シメにラーメンを落とし、ハフハフ言いながらかっくらうスタイルがなんともいえず
冬ならではのアウトドアを満喫。

夜通し遊んで、いざ撤収。
明るいうちに撤収すると予想していたが、気が付けばあたりは真っ暗。
自然照明は焚火の炎のみとなる。
こんな時、ツールボックスにはランタンが2つ常備されているので非常に心強い。
この日は使う事はなかったが、備えあれば憂いなしである。
帰宅途中に何やら風呂屋を発見。
焚火で温まったとはいえ、体の芯まで温めてくれるのはやはりこいつしかいない。
「天然温泉 花鳥風月」

露天・岩風呂・半洞窟風呂など、
内部が非常によく作りこまれている温泉施設で
構造を見ているだけでもなかなか愉しめる。
もちろん天然温泉のため、体もばっちり芯まで温まる。
「裏巾着田」(または表)でたっぷりキャンプを愉しんだ後、
「花鳥風月」でじっくり体を温めて帰宅するこのコンボは、
同じ埼玉県内で遊んでいたにも関わらず、ちょっとした「旅」を感じさせてくれる。
この寒い季節ゆえのプランだけにそう思えたのか、この温泉施設は非常に印象的であった。
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