振り返り パート6 | 20年以上の倉庫現場経験者が伝える仕事術

20年以上の倉庫現場経験者が伝える仕事術

20年以上の倉庫でフォークリフトを使っての仕事経験を活かした現場で培ってきた仕事術をお伝えします。

振り返り パート6です。


今回の振り返りは、今の会社の前に勤めていた時のこと。


仕事の内容としては、中部国際空港の貨物地区にある会社内で、航空貨物を他の場所から集荷して、行き先別にまとめ、空港内に運び込むこと。

ただ、自分の勤めた会社は、仕事を請け負うという形でお客様の会社内で仕事するので、いろいろな意味で厳しさがあった。


まず、この会社に入って驚いたのが、通勤が車通勤不可と求人内容に書いてあったにも関わらず、出勤時間が二交代制で、車通勤でなくてはとても仕事に集中が出来ないということ。


今はかなり改善されているとは思うが、中部国際空港は、陸の孤島であって電車で通勤するのであれば、かなりの時間的制約を受ける。


自分の場合、23時には会社を出ないと電車に間に合わないにも関わらず、昼からの出勤だった場合は、とても時間に間に合わない。

というよりも、金曜日は、早くても27時や28時にしか仕事は終わらない。

その状態を判っているにもかかわらず、求人票に車通勤不可と書かれていたのには、今思い返してもおかしな話。


そして、もう一つ。

航空貨物という一般の運送業務とは違うにもかかわらず、航空貨物に関する説明をほとんどされなかったこと。

自分の2週間ぐらい前に入った人には、それなりの説明もして、資料を渡していたにもかかわらず、自分には何もなかった。

このことからも、その会社が予定より人を多く取り過ぎたということがうかがえる。


それを示唆するように、自分は1年半の間に、職場が同じでも、担当する仕事内容が3回変わり、他の場所で人が不足しているということで、一ヶ月以上、一週間の内の4日間を応援に行ったりしている。

ちなみに、応援先の仕事は、航空貨物とはまったく関係なく、ペットボトルのリサイクル工場だったり、カネボウの発送倉庫だったりする。



担当の仕事内容が三回変わり、その間に他の場所に応援に行ったりとしていると、生活のリズムはかなり狂ってくる。

ただ、正社員であるからには、会社の指示には従わないとと思い従いはしたが。


それ以上に納得がいかなかったのが、応援先が仕事をミスしてペナルティーとして行かされる場所と同じということ。

ただでさえ、車で片道一時間半近くかけて通勤しているのに、ミスした人と同等の扱い。


そう、仕事でミスをしたら、ペナルティーとして、大変な仕事の場所に行かされるということ。

仕事のミスを無くすために、ペナルティーで大変な仕事をさせるというムチ。(ただし、アメはない。)

なんとも短絡的で経験不足な発想。


まぁ、その部署の上司は、コーチングを少し学んだと言いながら、リスニング・スキルというものは学ばなかったらしい。

コーチングを学ぶ上で、そんなことは絶対にあり得ないが、その上司はリスニング・スキルよりも、目標達成の部分に重点を置いて学んだようだ。


その職場は、5グループに別れて仕事を進めていたが、考えられないぐらい効率の悪い仕事の進め方。

効率が悪いがゆえに、仕事の進みも遅く、結果、終わり時間が延びるという悪循環になる。


これは、会社が悪いというか、その職場で働いている人達の意識が、毎日、繰り返される仕事にしかなく、新しい事を取り入れようと何も学ばなかった結果でしかない。

むしろ、中小の運送会社の現場は、こういうところが多い。

ただ、新しい事を取り入れても、対応出来ない人が多いので無駄に終わる。



この職場では、正社員であるがゆえの不自由さと正社員は会社の単なる駒(道具)の一つというのを痛感した。


そして、もう一つ。

職場に新しい事を取り入れ、変えるには、絶対的な権限と学ぶ事を怠らないメンバーが必要不可欠ということ。


ただし、出る杭は打たれると言われるように、学ぶ事を怠らない人は、職場によっては浮く存在になる可能性が高くなる。

そうならない為にも、上司(リーダー)が向上心の高さが必要不可欠になる。

上司(リーダー)が、向上心が高ければ自然と、職場にもそういう雰囲気が生まれる。


逆に言えば、上司(リーダー)を見れば、職場のメンバーの向上心の高さも判るのではないかと思う。