「ガイアの夜明け・患者サービスを極めろ!~異業種が挑む 医療再生の現場~ 」を見て | 20年以上の倉庫現場経験者が伝える仕事術

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20年以上の倉庫でフォークリフトを使っての仕事経験を活かした現場で培ってきた仕事術をお伝えします。

4月27日放送・日経スペシャル「ガイアの夜明け・患者サービスを極めろ!~異業種が挑む 医療再生の現場~ 」を見て。  




大阪・岸和田市にある中堅の民間病院、岸和田盈進会病院の理事長である渡邉 美樹氏は、番組内で病院経営に関する規制緩和に関して、


「結局はね、後継者がいないわけですよ。

なぜ、後継者がいないかと言ったら、院長・理事長が個人の責任でお金借りていますから、だんだん年を取っていくとお金を借りる能力が無くなっていくわけですよ。

これが、株式会社ならばですよ、株式会社ならば、しっかりとまた会社は続いて行くわけですから、お金を借りる能力は落ちていかないんですよ。

個人だから、お金を借りる能力は落ちていくわけですよ。

こんな馬鹿なルールーないですよ。

だから、今の株式会社ダメだよと言うまったくくだらないその仕組みによって、多くの病院が廃業しようとしているわけですよ。

それで結局、病院不足、地方に病院が足りない、馬鹿言っちゃいけないですよ。」


と語り、

日本医師会は、株式会社んぼ病院経営に反対の立ち場を取り日本医師会 副会長の中川俊男氏は、


「株式会社になりますと、コストを圧縮するという事がまず考えられます。

費用の圧縮と言うのは、医療の質の低下だとか、安全性が損なわれる医療に繋がる危険性がかなり大きいと思います。

で、収入を増やそうとすると、無理な診療、たとえば、必要がない診療をやるとか、そういった心配が十分出てくると思っています。」


と語っている。



この二人の意見を聞いて、渡邉氏の考え方と自分も同意見。

30~40年前なら規制をかける必要あったかもしれないが、今の時代、その必要性はほとんどなくなってきているのではないかと思う。

むしろ、株式会社化する事によるメリットの方が大きいのではないかと思う。


医師会の中川氏は、経験も実績もあり、すごい人だと思うが、なんと時代が古い考え方をしているのだと思ってしまった。


確かに中川氏の言うような危険性もあるだろうが、今の患者が受け身だけで、泣き寝入りする人がほとんどとは思えない。


少し前まではブログだったが、今は、ツイッターを使えば良くも悪くも簡単に数千、数万人に一瞬で情報を流せる。

その事を考えれば、病院を経営する側としても、コストを削減する事による医療の低下は、患者数の減少を招くというのは分かり切っているはず。


ただ、ブログもツイッターも情報が必ずしも正しいとは言えないで、医師会として、その情報の確認などを行えばいいのではないかと思ったりする。


岸和田盈進会病院・院長の石川秀雄氏が番組内で、

「特に私は国公立病院に長くいましたので、”数字の事を言うのは卑しい”と言う文化があったって。

その後、だんだん数字を見る事に興味が芽生えてきまして、多少経営関係の本も読んだりしましたけどね。」

と語ってるように、に医師会の方でも病院経営と数字は別ものと考えているのではないかと思う。

だから、コスト削減=医療の低下を直結して、危険性ばかりに目がいってしまうのではないかと思う。


進歩の早い医療の世界で、院長に経営までやれとういうには、かなり無理を強いるかもしれない。

だからこそ、渡邉氏は、病院の立て直しの為に、和民店長時代に月間売り上げ2000万円を達成したこともある原田哲也氏を事務局に移籍させたのではないかと思う。


その原田さんは、番組内で、


「病院としての利益も年間でも2000万、3000万しか出ない状況にも関わらず、ボーナスというものほぼ満額支払われていたんですね。

賞与というものは、当然もらえるものだという私のように一般企業に働いて、そんな感覚一度も持った事なかったんですけども。

その差は、非常に感じましたね。」


「あの普通ですね、病院の中で数字の話とかすると、なんで数字の話をしなきゃいけないの、”我々、患者さまだけ診てればいいんでしょ?”と言うような意識を非常に持っていましたね。

行動を変えるというのには、なかなか目標を置きにくいですけど、数字は置きやすいですから。」


と語っている。


一般企業の経営者なら、考えられない事で病院経営をしているという事がよく分かる。


医師・看護師不足で、過酷な職場環境で働かせているという意識が、経営に甘さを与えているという事も考えられるが、それが、負の連鎖を生んでいるという事も感じさせる。



規制緩和が行われ、株式会社が病院の経営を行えるようになれば、さまざまな相乗効果が得られるのではないかと思う。


相乗効果で一番考えられるのが、飲食関係ではないかと思う。

病院食と言えば、安全性や栄養管理がしっかりされ、そのノウハウは、飲食店をやっている会社には有効に活用されるのではないかと思う。


それ以外にも、それなりの人数の入院患者がいれば、食材の安定供給先が確保出来る事により、食材を作っている人達も安定した収入が得られるのではないかと思う。


それら食材関係を一つの企業グループが統括する事により、全体のコスト削減にも繋がるのではないかと思ったりする。