阿修羅 | 20年以上の倉庫現場経験者が伝える仕事術

20年以上の倉庫現場経験者が伝える仕事術

20年以上の倉庫でフォークリフトを使っての仕事経験を活かした現場で培ってきた仕事術をお伝えします。

以前から、少しづつ「会社再生ガール」を読んで、やっと読み終わった。


内容は、会社再生を小説形式で書いてある。

読みやすく、分かりやすかったが、ストーリー的には、もう少し厚みが欲しかった。


そんな中で、自分が一番印象に残った文章は、


「うちの社員はみんな優秀な人間ばかりだ。でも、人をまとめるのは頭の良さとか、経験だけじゃない。

経営者の心情を心から理解でき、そのうえで経営者にとって鬼にもなれる人間が必要だ。」


「まるで阿修羅ね。」


「阿修羅だ。

何面もの顔を持ち、それでいて強く、不況という悪魔たちから恐れられる存在でなくてはいけない。

単なる債務処理や事業継続に主眼を置いたコンサルティングなんて必要ない。

経営者の犠牲の上に会社が再生しても、それは真の会社再生なんて言えないだろ?

俺が目指しているのは、『経営者の再生』。

つまり、現在の経営者による経営継続なんだ。

真の意味での再生とはな、会社や事業の再生だけじゃなく、経営者とその家族を含む人生の再生なんだよ。」


である。


こういった本を読むとたいては、事業再生に関する方法に関してのレビューを見かけるが、自分としては、あまり、そういった事には興味が湧かない。


それは、債務処理や事業継続なんてものは、さまざまな方法があり、状況によってさまざまな選択肢があり、それを選択するのは経営者自身であって、その為にも、どのような覚悟のもとで決断をするかが大切だと思っているからである。


自分は、経営に関しては、まったく、実績もなく、経験もない。

ただ、自分の親は、居酒屋と惣菜屋を一回づつやっているので、経営が甘くないという事は分かっている。


この本では、コンサルが阿修羅のような面を持つべきと書かれているが、経営者も阿修羅のようにさまざまな顔を持たなくてはならないと思う。

時には、それが厳しいと見られる事もあるだろうが、自分は当然だと思う。

自分の会社を守り、成長させ、従業員の生活を守る。

それを行う為には、厳しさを持たなくては、到底先には進めない。


自分が追い求める理想に近づく為には、会社の実情・現実を冷静かつ厳しい目で見なくてはならないはず。

そこに自分自身との葛藤が生まれ、悩み、苦しんだ末に、理想に少しづつ近づいて行くのだと思う。


問題は、その理想を手に入れたいという想いがどれほどのものかではないかと思う。

この本は、会社再生について書いてあるのと同時に、経営者が、自分の会社に対して、どれほど強い想いを持ち、経営継続の強い意欲持っているかという点にも触れていると思う。

むしろ、そちらの方が、メインテーマではないかと自分は感じる。


素人の自分が思っている以上に、現実問題、経営者は、強いプレッシャーを日々無意識のうちに感じていると思う。

会社の規模が大きくなれば、従業員も増え、取り引き先も増える。

そんな状況の中、経営者の決断一つで、迷惑をかける可能性を日々秘めている。

だからこそ、強い精神力が求めれられるのではないかと思う。


強い精神力は、前向きな心構えであり、理想を追い求める熱意であり、その結果、カリスマ性を生み、人を惹き付ける源になるのではないかと思う。


もちろん、それだけで、経営が上手くいくとは思っていない。

本田宗一郎氏が、経営に関しては、すべて藤澤武夫氏に任せたように、人には向き不向きが存在する。

それを経営者自身、自覚できるかどうかによって、経営方針や組織構成も変わってくるはず。



そして、この本に書かれている経営者の再生とは、経営に対する強い想いの再確認であり、新たな一歩を踏み出させる事ではないかと思う。


この本の作者である田中伸治氏のブログ→T&Tフィナンシャルグループ代表田中と新米遺書のブログ


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上記のブログを見たら、さっそくドラマ化のオファーが来ているそうだ。


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