ニュースでは、派遣切による雇用不安についていろいろ報道されているが、政府がいろいろと対策をこうじて、派遣社員や期間従業員を再雇用させることが出来たとして、それで、本当に終りなのだろうか。
それは、根本的な解決を先送りしているだけのような気がする。
地元に仕事がなく、仕事を求め、都市部に働きに来て、正社員になれずとも、派遣社員や期間従業員と言う雇用形態で仕事を手に入れ、どうにか生活をすることが出来ている事に満足して、派遣社員や期間従業員の本当の意味を考える事をしてこなかったのではないかと思う。
きっと、意味は知っていても、正社員になれないからと、向き合う事を避けてきた人が多いのではないかと思う。
自分の人生、本当にそれでいいのだろうか?
今回の雇用不安。
自分の生き方、人生と真剣に向き合う絶好の機会を与えられたのではないかと思ったりする。
とは言え、解雇され、明日から、住む場所もないと困り果てている人も多いはず。
企業側にいくら抗議しても、今回は、無理ではないかと思ったりする。
企業側も、自分たちが生き残り、株主の利益を守ったり、正社員の生活を守るために行ったコスト削減対策なのだから、そう簡単には撤回するとは思えない。
税金を払っているのだから、こういう時こそ、国側に生活の保障を求めるべきではないかと思ったりする。
もし、再雇用されたとしても、契約期間が切れたら再雇用はされないはず。
そして、ソニーは正社員の削減に着手している。
正社員だから、安泰と言う時代は20世紀で終わったのではないかと思う。
BRICsが台頭して、世界も新しい動きを見せてきた21世紀。
そんな時代だからこそ、企業に頼るのではなく、自分自身の力で生きていく術を身につけなくてはならないのではないかと思う。
解雇した企業に対して解雇撤回の運動も確かに必要だが、もっと前向きに考えて、解雇された派遣社員や期間従業員の人達のさまざまな知識を活かせば、面白いビジネス・モデルを作り出したり、事業を起こせるのではないかと思う。
もちろん、起業資金は、国に出してもらうのだが。
数万人もいながら、それすら出来ないと言う事はないと思う。
もし、出来ないと言うのであれば、それは、今ままでの仕事で何も取得してこなかった事になるのではないかと思う。
そんな人材、今の日本では、低賃金でしか雇ってくれないのではないかと思う。
自分は、仕事もあって住む家もあるので、本当の意味で解雇された派遣社員や期間従業員の人達の気持ちや苦しみは分からない。
言ってみれば他人事。
そして、メディアでいろいろと報道されているが、解雇された一人ひとりの環境や気持ち・苦しみを正確に報道してはいないと思う。
だからこそ、一人ひとり自分自身で考え、行動しなくてはならないと思う。
それは、すごく難しく、苦しい事かもしれないが、今までのツケが回ってきただけのことではないかと思う。
大前氏の著書「サラリーマン『再起動』マニュアル」に”「大器晩成型」の人は最初にサボっている人”と書かれている。
すべての人に当てはまるとは思わないが、大方の人は当てはまるのではないかと思う。
就職場所がないと妥協して、派遣社員や期間従業員になった人がほとんどだと思うが、なぜ、そこで妥協してしまったのだろうか?
それは、自分の本当にやりたいことや目指すモノがなかったからではないかと思う。
もし、あれば、一時的には妥協したとしても、人生の方向性は見失わず、いつでも行動に起こせる準備をして、チャンスをモノに出来るのではないかと思う。