昨日、放送されていた「~3時間スペシャル~解散総選挙で何がかわるのか!?国民ブチ切れ寸前!! TVタックル怒りの鉄拳スペシャル!!」(http://www.tv-asahi.co.jp/tvtackle/ )の第二部の官僚制度と地方分権や道州制の事を見ていて、思い出すのが「ドラッガーの遺言」に書かれていた言葉。
「日本が直面しているのは、危機ではなく、時代の変わり目である。
時代が変わったことを認め、その時代に対応していく為の意識改革に取り組むべきである。
変化を拒絶してはならない。」
すんなりと自分の中に入ってくる言葉。
誰もが、自覚していながら、変化をする事に対して無意識に恐れ、拒絶しているのが現状ではないかと思う。
そして、官僚制度に関して、
「保護主義と同様に前近代的な旧来の因習を引きずり、日本の変革を阻害しているのが官僚システムです。」
と書いている。
このことは、誰しも実感しているはず。
官僚制度の改革を本来なら政治家が行わなくてはならないはずなのに、言葉にすることは出来ても、手出しすら出来ないのは、なぜなのか不思議でならない。
強引な事を言えば、今の官僚制度が日本の改革を阻害してるのだから、最初から作り替えればいいのではないかと思う。
今までにないくらいに、おおがかりな改革になるのは目に見えているが、それでも、日本と言う国を残すためには必要なのではないかと思う。
とは言え、政権交替でバタバタしている政治業者の人達には無理かもしれないが。
地方分権や道州制を現実的に行ったら、どうなるのだろうか?
今の地方に、自らのモチベーションを上げ、自発的に考え、行動し、地域活性化に積極的に動く人達が、どれぐらいいるのだろうか?
今まで、国から公共事業をもらい、生計を立てていた人たちは、自ら考え、行動をしなくてはならない。
そんな事が、急に出来るのだろうか?
指示され、与えられていた事だけをするのと、何もない状態から、自分で考え、行動に起こすのとでは、考え方をまったく変えなくてはならない。
それがいかに大変なことかは、経験した人なら分かるのではないかと思う。
そんな時に思い出したのが、
「いま何を捨て、何を選択し、自己を高めるためには何を学ぶべきか。
絶えずこう問い続ける姿勢こそ、個人のイノベーションを促進するものである。」
と言うドラッガー氏の言葉。
これからの時代は、会社に頼るのではなく。
一人ひとりが、自分自身を高め続けていかなくては、生きていけない世界に入っていくのはないかと思う。
世界の動きに鈍感な日本のような島国は。
だから、リーマン・ブラザーズが破綻した際も、蜂に刺された程度と言ってのけたのではないかと思う。
それが今では、世界的に不安が広がり、世界的な株安に発展している。
http://mainichi.jp/life/money/news/20081007k0000m020061000c.html
今回の金融危機に対して、あのトヨタすら、耐え切れず期間従業員の削減をしだしている。
http://mainichi.jp/select/biz/news/20081004ddm008020029000c.html
これは、その下請けの中小企業にも影響が出ることを示している。
ただでさえ、景気が悪く、経営が苦しい中小企業は、ドラッガー氏の言う「いま何を捨て、何を選択し、自己を高めるために何を学ぶべきか。」を問われるのではないかと思う。
世界の動きに鈍感と言えば、ウェーブの活用にも差が出てきている。
http://it.nikkei.co.jp/internet/news/index.aspx?n=MMITbe000006102008
それに関してもドラッガー氏は、
「日本の直面している問題は、経済の停滞ではありません。
問題は、あなたたちの国が情報技術の分野、ひいてはグローバル化した情報に基盤を置く世界経済=情報経済の進展の中で、ひどく立ち後れてしまっている点にあります。」
と書いている。
ドラッガー氏の本は、本当に参考になる。
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